フィエスタR2、素晴らしいクルマだと感心しきり!(17日)

昨晩のSS1がキャンセルになったため、本日から私のWRCドイツです! 今日は22kmと19kmと9kmのSSを、午前と午後で1回づつ走り6つのSSをこなす。なんたって1年半のブランクあるため、1本目はいかんともしがたい! 特にココはミスコースしやすい分岐が多く、ペースノート作ってる時から不安でした。悪い予感的中でなんと2回もオーバーシュート。

バックギアで戻るという失敗をしました。ぶどう畑の中で行われる2本目はスタート直前から大雨! 猛烈に滑る路面だったため、アブねぇの何の! こいつなんとか凌ぐと、徐々に「ラリー感」が戻ってきましたね。特に午後はけっこう楽しく、しかもヨーロッパでWRCに出てくるような元気良い若手といい勝負。フィエスタR2にも慣れた。

タイヤはピレリを使っているのだけれど、さすが国際ラリー用だけあってバランスよくコントロール性抜群! 日本で言うSタイヤみたいなスペックです。上の写真のようにほぼ溝のないパターンながら雨の中でもマイルドな特性だったりする。ちなみにタイヤは全ての出場者が同じ条件。タイヤ個体をメーカーが生産時につけたバーコードで認識してる。

うれしかったのは走ってサービスに戻るたびにフォードの対応が良くなってきたこと。1日終わってサービスパークに到着した時はマネージャーまで暫定駐車場に来て「楽しかったみたいですね。顔に出てますよ!」と握手してきた。下の如くクルマも無傷です。何度かコースから外れたり、インのギャップではねて横転しそうになったけれどダメージ無し。

それにしても良いクルマだと感心! 足回りはレイガーのダンパーにアイバッハのバネ、アルコンのブレーキという定番のパーツなのだけれど、これがしっかり動いてくれるし、左足ブレーキを20kmのSS中ずっと続けてもヘコたれない。今まで乗ってきたラリー車と全く違います。シーケンシャルのドグも90%くらい使いこなせるようになってきました。

とはいえラリーは初日。SS距離も100km。明日がハードでSS距離150km。39kmのSSも2本ある。問題になってくるの、体力です。R2の運転には意外にもチカラが必要。鋭角コーナーで引く油圧サイドだって重い。1日目終わってぐったり。60歳のやることじゃないな、とハッキリ思う。とはいえこんな楽しいことも無し! 箱根のようなワインディングもあるし!

コチラからリアルタイムのリザルトが見られます

今日はMスポーツの標準のスペックで走った。ここに喜多見さんが居ればセットアップの相談もできるのだけれど‥‥。もう少しクルマが落ち着く方向なら一段と乗り安くなりそうです。木原さんのペースノートリーディングもバッチリ。ということで明日はWRCドイツ名物のパンツァープラッテを慎重に走りたいと思います。

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