マツダ3デビュー。相変わらず地味です~(28日)

LAショーで次期型アクセラがデビューした。デザインは以前紹介した通り。顔つきは現行CX-5から始まった薄ヘッドライトのマツダ流であり、MCアテンザと雰囲気そっくり。少しばかり新鮮味に欠けます。特徴は逆Rのように見えるサイドパネルと、リアクォーター形状。サイドはエグれているように見える上、横から見た時の「映り込み」があまり美しくないように思う。

某自動車メーカーのデザイン部長の教えからすると、映り込みで質感が決まるそうな。ボリューミーなリアはコンセプトカーの時から違和感あります。実車を見ないと何とも言えないですが、手放しでホメることは出来ない。アメリカ仕様のボディサイズは4459mm×1797mm×1440mm(インチ表示らしく端数出ます)。シビックの5ドアHBとほとんど同じだ。

リアハッチドアは写真だとツライチ。市販車でここまでキッチリと合わせ込んでいるなら凄い! また、最近のトレンドからすれば空力的に特異なボディ後半の形状を持つ。普通、側面から流れてきた空気の流れを剥がすような形状を採用するのが流れ。この形状で空気抵抗が少ないとすれば素晴らしい! というのもボディ後半の絞り込みをほとんど行っていないように見えます。

カローラスポーツのリアは最近のトレンド。リアクォーターを思い切り絞り込み、リアハッチガラスの両サイドに「ついたて」作って空気を剥がす。リアもフェンダーあたりから絞り込んでいく。リア下面の形状はマツダ3もカローラスポーツも同じ。欧州の速度域になると空力で燃費や最高速が違ってくる。それより気になるのはオーソドックスな5ドアHBとセダンだという点です。

アメリカ市場は車高上げたクロスオーバーが人気。マツダ3もスバルXVのような流行を取り入れたクルマなら話題になりそうだけれど、あまりに地味です。相変わらず「華」を考えない? 御存知の通り今やアメリカ市場は燃費をそれほど気にしない傾向。スカイアクティブXが評価されるかも難しいところ。私ならオーバーフェンダー付けたクロスオーバー+2500ccエンジンですね。

インテリアも公開された。幅広のセンターコンソールが特徴か。私だけかもしれないけれど、駐車スペースの都合により車内で右席から左席に移る機会多い。これだけ上下方向にボリュームあるセンターコンソールだと、乗り越えるのに苦労しそう。むしろCセグメントならセンターコンソール無しのクルマなど作ったら新しさを感じるのだけれど‥‥。評価は実車を見てからですね。

最近のマツダ、意地になって”地味さ”を追求しているように見える。デザインの意地を通せば売れなくていいと思っているようにさえ感じます。CX-5のガソリンターボもディーゼルと外観全く同じ。ハード面は私ですらベタ褒めに近いほど頑張っているのに残念です。

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