ヨコハマタイヤの雪道試乗会で大いに楽しむ~(31日)

ヨコハマタイヤがフリーランスジャーナリスト向けにスタッドレスタイヤの勉強会を行ってくれた。内容はもりだくさん。普段なかなか体験出来ないようなクルマを用意してくれたり、様々な技術を使ったスタッドレスタイヤを試させてくれたり。私はソコソコ雪道やスタッドレスタイヤについての知識や体験を持っているつもりながら、それでも新しい発見がありましたね!

例えば体験メニューの中にスタッドレスタイヤ履いたトレーラーヘッドでスラロームするというものも。ボルボのショートヘッドに2トンの「重し」を積み、テストドライバーは楽しそうに「どうです! よ~く曲がるでしょう!」。リアタイヤ、横滑りしてる。トレーラーヘッド、以前ドライやウェット、定常円旋回路で試乗したけど楽しい! 雪道もイケますね!

はたまた奴田原選手がアイスガード6履いたランエボを持ってきており、こいつで全開走行! モンテカルロラリーでPWRC優勝した怒田原選手だけあり、とっても楽しい。アイスバーンでなく圧雪というコンディションだったため、速度キッチリ乗ります。同業の皆さんも大喜びでした~。私のWRX S4を持ってきて走りたかったっす! 今回全開で走れるメニューはなし。

ヨコハマ、昨シーズンに屋内の氷盤路を作ったそうな。ミラーバーンなどと呼ばれる極めてミューの低い氷盤路、露天だとコンディションを揃えるのが極めて難しい。温度や風でミュー変わってきます。屋内ならコンディションをキープ出来る。ここで何種類かのスタッドレスタイヤを比較試乗。いやいや興味深い! 今後の原稿に活かせます。

氷盤路の試乗車はプリウスの4WDだったけれど、待ち時間や走行速度の低さ、スリップなど悪条件が重なっているのだろう。燃費計見たら5.5km/Lだって! プリウスでこんな悪い燃費見たの始めて! 全開走行ばっかりしたって12~13km/Lは割らないですから。基準タイヤはアイスガード6だったのだけれど、やっぱりバランス良く今シーズンのベストタイヤかと。

最近話題の大型トラックの登坂走行も見せてくれた。テカテカ&ピカピカで日が当たっている気温-3度という極めて悪い条件ながら、見た目でキツさ解る10%勾配(100mで10m上がる。スキーの緩斜面程度)をスタッドレスタイヤで登っていく。ただフル積載で一旦停止したら、そこからの再スタートは無理。昨年の首都高の通行止めの原因になったのは8%の上り勾配でのスタックです。

こういった取材会、とっても有り難い。どんなレベルであっても必ず得るものがあると思う。繰り返しになるけれど、私も目からウロコを何枚か落としました。しかもヨコハマのイベント、自社製品のアピールを目的としていないから素晴らしい。私ら、正しい冬タイヤの情報を伝えなければなりません。土曜日から北海道へ。その時は全開走行出来るかな?

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