リムも曲がる!(22日)

デイ2はワイン畑の中と街中のSSが1本づつ。そして大量の観客入ってる『パンサープラッツ』というドイツ軍の大演習場の中のSS(短い方)を2本というスケジュール。SS距離で言えば、全日本ラリーの1日分とほぼ同じ。ちなみに昨日のSS距離は75kmで、全日本1戦分。3日間走りきれば、140km程度のSSということになります。

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難しいのはペース配分だ。デイ1のペースでもアンダーガード擦りまくり! スタックの下だけで無く、後ろ側水素タンクの下も樹脂製アンダーガードが溶けるほどの速度で擦ってます。昨晩のサービスで入念なチェックを行ったところ、幸い樹脂板の下にラリー車並のガードを付けているためビクともしていない。ただこれ以上擦るとアンダーガード割れてしまいそう。

そんなことんなでスタート前は「ユックリ走ろう!」と思うのだけれど、たっくさんの観客を見た途端「トロトロなど走れん!」モードになってしまう。しくしく。さらに、だ! ホイールも厳しい状態。写真見たら、1850kgの重量と高いコーナリングスピードでリムが接地寸前! 実際、小さなマウンドで接地しちゃったらしく、リムが傷だらけ。

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はたまた大きな入力を受けのだろう。リムが当たって曲がったので無く、応力で曲がってしまった。格安ホイールながら、さすがヨコハマ。リム割れや エア漏れしておらず。最後まで持たないかと不安だったタイヤはキレイに減っており、カンペキに使い切れそうな感じ。まとめれば相応のダメージを受けているものの決定的なモノ無しという状況。

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燃料電池システムは前後上下左右方向の激しいGを連続して受けても問題なし。当然かもしれないけど、タイしたもんだと感心しきり。車体の限界より 燃料電池システムの完成度が高いと言うことか。そして「とっても楽しい!」。登り坂ではパワー不足ながら、動画見たら下りや連続したコーナーは他のラリー車に全く負けておらず。

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夕方、ベルギーに住んでいるムスメが孫を連れてサービスにやってきた。助手席に座らせて写真など。孫が20歳になる頃は燃料電池も普及しているだろうか? その時に今日の写真を見せてやりたいと思う。

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