三菱自動車関連の役割は終わりました(29日)

三菱自動車の燃費不正問題、惰行法と高速惰行法の数値にあまり変わりないことなど、技術的な状況が”ほぼ”解ったので、自動車評論家の仕事終了です。この数日間で心がけたのは、概要の説明と相川社長についていえば今回関係無かったということを理解してもらうこと。幸い、相川社長の辞任を迫るTVや新聞など大手メディアはありませんでした。

ただ客観的に見れば三菱自動車に対して厳しかったように感じるだろうから、三菱自動車の関係者からは嫌われたと思う。自動車についてあまり詳しくない人がヒストテリックに攻めるより少しだけよかったと考えてます。こらもう嫌われたって仕方ない。それが仕事ですから。三菱自動車がもう少し積極的に情報を出してくれたら、メディアの反発も抑えられたろうに。

もう一つ皆さんから聞かれたのが「他のメーカーは?」というもの。この点も口を酸っぱくして否定し「確認もせずに怪しい情報を流したら自動車メーカーは怒ります」と言ったら理解していただけた。いずれにしろ自動車評論家としての仕事は終わりです。後は一般メディアにお任せしたい。ということでゴールデンウィークに入るのを機に三菱自動車関連はお休み。

クルマは本来楽しむモノであり、eKワゴンとデイズの中古車価格が下がればお買い得だと思う人だって居るだろう。新車を買おうと思っていた人も、困窮につけ込んで値引きを迫る商談は好ましくないけれど、普段より嬉しい条件が出ることは間違いない。アウトランダーPHEVなんか本当に良いクルマですから。デリカD5だってあの手のクルマ好きにゃ魅力的だ。

三菱自動車の社員のウチ、99%以上が厳格にコンプライアンスを守っている。もう一つの課題は、やっぱり頑なに電気モノを除くモータースポーツを否定していることだろう。プラスのブランドイメージを作れていない。クルマは楽しさを否定しちゃアカンと思う。私はハッピーエンドが大好きだ。遠くない将来、三菱自動車のステキな新型車の試乗レポートを書けたら嬉しいです。

連休中はエラそうな態度をした反省をします。

三菱自動車の皆さん、頑張ってください!

 

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