3時間で起きて青山のホンダ本社に行き「環境への取り組み」の取材。数日前も書いた通り、自動車メーカーで唯一太陽光パネルを生産しており、しかも性能が素晴らしい。太陽光発電は様々な再生可能エネルギーの中じゃ唯一個人で対応可能。なんてったってガレージ1台分の屋根面積(1,5kW分)でクルマを動かせる。

もっと厳密に書くと、ホンダのパネルなら1kW分で年間発電量、下を見て1150kWh程度。電費8kmの電気自動車なら9200km分です。リッター12kmのクルマと入れ替えればガソリン代11万5千円浮く。1kWあたりの太陽光発電が工事費など含む総額で30万円になったら、イッキに普及し始めると思うがいかがだろう。

実現にしようとすれば、地場の工務店に全てお任せの既存の設置方法だと絶対無理。この点さえクリアできたら、ホンダの太陽光パネルのビジネスは化ける。ちなみに現状を見たら太陽光発電装置の中で最も導入コスト高い。ディーラーの屋根に導入するのだって苦労している状況。このあたりの突破力が弱いと思う。

続いてザッカー編集部に行き、伏木センセと対談。テーマは「日本の匠」について。冷静になって考えてみると、どの分野でも通をウナらせる最上級品(三味線など日本の文化を除く)は外国製。私の趣味の分野を見ても、全て「上級品」は日本製だけれど、最上級品となれば外国製でございます。

無線の世界だと日本で三本指に入る城市兄に聞いてみたら「そういえば垂涎の無線機はアメリカ製だね」。同様の質問を伏木センセに聞くと「オレは趣味を持ってない」。あらら。一時が万事こんな流れで進む。今回も漂流しながらの3時間でした。どうやってまとめるんだろ? それにしても日本に「本当の匠」はあるんだろか?

クルマそのものを始め、ハンドルやシート、ショックアブソーバー‥‥全て無いので、クルマから脱線。城市兄が「タナゴを釣る竿は日本製じゃないか?」と。タナゴ釣りは70歳まで生きてたら燃えようと思うけれど、元は中国の文化。最高級のタナゴ竿は古い中国製だと思うがいかがだろう。御意見いただきたく。

もちろん「匠」を単なる上手な手作り品のレベルだと考えればいっくらでもある。工業製品を作る基礎技術や素材技術も世界一はたくさんある。でも「匠」と言える人が仕上げている製品に、同じジャンルで世界一の価格がついてる日本製ってありますか? おそらくあまり多くないと思います。

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11 Responses to “匠”

  1. かなやま より:

    岡山の筆職人が作る化粧筆は世界のコスメ一流ブランドにOEMしていて、世界一の品質です。どうでしょう?

  2. kine より:

    超お金持ちがお金に糸目を付けずに作らせる品物、そう言う超高級品の需要が日本では少ないのかも?。
    日本のお大臣やお殿様、お姫様にもっとお金を使って欲しいです。
    世界一の価格、お米?、超高級品(高級品にも)に縁がないので思いつきません。
    本田の太陽光パネルは一枚で210ボルトくらいの電圧が出るのでパネルをシリーズに接続する必要がないので、パネルの増減が簡単です。
    パネルが並列接続なので最初は少ないパネルで初めて、パワーコンディショナーの容量までパネルを増やして行く事が出来るので少ない枚数から初めても良いかもです。

  3. Min より:

    日本製が最高級と言う物、なかなか見当たりませんでした。残念。
    まさにおっしゃる通りだと思います。
    ですが、それは元々外国が発祥だからある意味自然ではないでしょうか。
    逆に日本が発祥で外国に広がった物で海外にリーダーシップを取られてると困っちゃいますね!
    工業製品ではないですが柔道なんか今かなりヤバいですよね。
    日本は自国の文化をより大切にするべきですね。
    タナゴ竿は今買える新品では日本製が最高級ではないでしょうか。
    小継ぎの超精密なお殿様仕様。
    中国では今もタナゴ釣りの伝統って残っているのかな?
    (今、一番多いタイリクバラタナゴは中国から来た外来種ですね)
    でも、骨董品はレギュレーション違反な気もするなぁ(笑)

  4. M より:

    カーオーディオは間違いなく日本製が世界一。

  5. シン・レオ より:

    日本のジーンズは海外でも高く評価されていると聞いたことがあります。
    あとNHKで石工職人の匠が海外の遺跡保存に技術指導しているというのをやっていました。

  6. applefanjp  より:

    そうですねぇ。
    カーナビゲーションなんかいいですよね。
    考えていたら・・・。
    以前のNHKのプロジェクトXみたい。
    家電のパナは大変だけど
    イギリスに行っている弟が先日帰国して、言ってました。
    「兄貴!シェーバーは断然パナだね。
    ブラウンとかフィリップスとか試したけど!
    だから、また、買ったよ!」って。
    そういや、ベトナムの友人のロンさんも
    日本のシェーバーが欲しいなあ。
    絶対、Made in Japanだよ!って。
    だから、お土産に買っていったことがあります。
    話は変わりますが、
    政局、すっきりした方が良いですよね。

  7. すとりんがー より:

    戦後の民主主義がすすんで貧富の格差が無くなったのが一因でしょうか。
    クラシックの名曲でも大衆のためではなく国王などの権力者のために作られたものが名曲として現在に残っています。
    車でも貴族階級が金に糸目を付けずにわがまま言い放題に応えて作ったものが現在の高級車につながっているように思います。
    日本車は工員が乗れるT型フォードの流れを汲んでいるので高級になりきれないのかも。
    最上級品となるとコストパフォーマンスとは無縁の世界です。
    今の日本製品はコストパフォーマンスの尺度を抜け切れないです。
    お金持ちが好き放題にお金を使える環境が無いと匠も育ちにくいんじゃないですか。

  8. 真鍋清 より:

    小生、「匠の技」レクサスの代表車種たるIS350の不安定なダンパー特性に手を焼いている身です。
    正確には同車は2009年に購入以来、走行距離を重ねるごとに足回りは滑らかさを増し、中でも高速道のつなぎ目を乗り越える時のNVH処理は同クラスのメルセデスCクラスや3シリーズBMWよりも遥かに上質に感じられるほどです。
    と、それは限られた路面での話、縮緬状やS字型カーブでは急にダンパーとサスの不協和が見られ、入力をいなし切れず内臓に外力を伝える塩梅なのです。
    この辺りのセッティングは、「コストダウン一辺倒」の量産パーツにオブラートを被せて「職人気質」を謳っている印象が伺え、何とも子供だましと言おうか合成保存料やらエリソルビン酸をコテコテに含んだソーセージに「匠の味」のフレーズを被せて売るのと大差ない商法に感じられてなりませんが酷な言い方でしょうか?
    そんな「プリマハムや日本ハム」商法レクサスも現行GS以来勘所をつかみ始め、今後が期待されるダークホースになりつつあり心強い気もします。
    PS(追伸)
    我がレクサスIS350、高速域ではステアリングと車両の間に過大な位相角が生じ、微調整を要して落ち着かないばかりか直進を保つ上で唐突な姿勢変化が垣間見えて、せっかくの318ps/38.7kgmのパワーを生かし切っているとは言えません。
    この辺り、Cクラスや3シリーズはもとよりVWパサート/同ゴルフR、アウディA4/A5、プジョー508等同級欧州車に一日の長があることは否めず、旧世代レクサスの「産みの苦しみ」が凝縮されている点が先ほどの山中湖往復で確認できた格好です。
    さあ、中国の国公立大学の日本語教師募集に申し込もう!
    中国では「パクリの手腕」こそが匠なのだろうか?同国での日本語教育を通じて中国文化の素顔に垣間浸ってみたいとは思っているのだ。

  9. koji より:

    匠の最上級品ですか。文化が絡みますから生まれが向う側のものは厳しいでしょうね。何かで読みましたが、木に関しては世界でも最高峰だそうですよ。釘を使わず継ぎと組みだけで建てているのは日本の寺社仏閣ぐらいでしょう。法隆寺は世界最古の木造建築ですし、地震の多い日本で5重の塔は倒れたことがないといいますから。

  10. (≧▽≦)えいめい より:

    日本製のフルートは世界最高品質です。
    狭山市に有る三響フルートはウイーンフィル等で使われています。
    フルートに関しては100%日本製です。
    24Kで1000万円するそうです。

  11. のりぞう より:

    価格が最高かわかりませんが
    神岡鉱山跡地のカミオカンデに使用している
    真空管は最大かつ最高品質です。
    需要が減ったため、一線を退いた匠が復帰して
    作ったものです。
    白熱電球、ブラウン管など真空管が減って行く中
    科学計測用のオーダーメード真空管を作る匠は
    日本の浜松ホトニクスが抱え込んでいるはずです。
    あと、船首の曲げ加工も世界一なのでは?
    これも、海外勢が伸びているので時間の問題だと思いますが
    現時点では、日本の匠は負けてないと思います。

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