南からの爆風

朝から強い南風! 春分の日の前に吹けば春一番であります。海は大荒れ! クルマのフロントガラスにゃ汚れがビッシリ! 出来れば免税軽油の期限が切れる今日までにフネの燃料を満タンにしておきたかったけれど断念。この風だとバースから出すことも出来ないですから。

昼からザッカー編集部で伏木センセと対談。86/BRZがテーマだった前回は、大いにモメたブブンがスペースの関係でカットされていた。スマイルカーブ論である。アップルのビジネススタイルをモトに「作る側と売る側が儲ける。作るのはドコでもいい」という論理。私は「作る側の技術も重要」と主張した。

まぁ長かったし、説明も難しいので使わなかったんだと思う。しかし今回終始主張が180度違った。テーマはVW Up! だったのだけれど、伏木センセときたら最初から「なぜマニュアルミッションを入れない!」。Up! の評価の90%がミッションで決まるという。結局、Up! の本質に辿り着けず。

とにかく伏木センセの主張は強硬かつ声が大きく、全て断定。普通の人なら押し切られちゃうだろうなぁ。80%がガキの言い争いに近い。結局4時間! 飛行機に乗ったら香港まで行けちゃう。最初から最後まで論争になった対談を編集部がどうまとめるのか? タイヘンな作業だと思います。

終了後中野へ。3月はスタートから低迷。昨年来の最低売り上げ記録を更新するなど、修行の一ヶ月でした。ただ終盤から一回り大きなうなぎを使うようになり、味としちゃ申し分のないレベルになってます。お金出して食べるのだから黙って帰っていただいても十分なのに、多くのお客さんから「美味しかった」と言われる。

板前さんも「もっと美味しいうなぎを出そう」という気持ちになってくれるから嬉しい。ただ3月最後の日は爆風にヤラレタ。店の前を歩いている人も少ない。超ショッパい売り上げでしくしく。いつまでうなぎがあるのか解らないけれど、今のところ全て納得の行くうなぎを出せている。

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4 Responses to “南からの爆風”

  1. Rotarycoupe より:

    日本にいると、スマイルカーブ論は最近出てきたように感じる方もいますが、もともとは90年代半ばに台湾から出てきた考え方です。当時の日本はスマイルカーブとは逆に、生産現場にこそ付加価値があると考えて(そうしないと雇用が失われたからでもありますが)、セル生産方式やマイスター制度などにまい進していました。結局、さらに進んだ円高やアジア諸国の技術力向上に太刀打ちできずに今の状況になっています。ではなぜ自動車は生き残っているかというと、家電とは違い自動車には高分子材料をはじめとするアナログ的な要素が多数残っており、デジタル機器のように簡単には真似ができない、習得できない技術が求められているからです。アナログ分野の技術者を大切に育てていくことが、日本の技術的優位性を保つことにつながると思っています。

  2. applefanjp  より:

    そうですか!
    伏木先生、UPもミッションで!
    今までもベストカー等で
    伏木先生も文も読んできましたので
    おっしゃりたいこと、わかります。
    師匠が押し切られそうになるとは!
    城市さんはどうまとめられるのか。
    ザッカー、楽しみにしています!

  3. まさやん より:

    伏木大先生のブログも毎回チェックしていますが、正直なところ他の自動車評論家へのヤッカミみたいのが多くて辟易してしまいます。ことに3.11の震災以降、赤貧洗うが如しの生活(本人曰く)のせいかもしれませんが顕著になってきているようです。まあ、どの世界でも多種多様な意見や人生観があってもいいと思いますが、個人的には、どんなに忙しかろうが、日々、ブログを更新している国沢師匠を応援しています。お体しんどい時もあるでしょうが前向きな今の気持ちのままで頑張ってください。

  4. アミーゴ5号 より:

    時間が出来たので、うなぎランチを頂いてきました。
    ほっくりほくほくで、美味しい〜。
    鰻高騰の中、伝統の炭焼きで提供し続けるのは本当に大変かと思いますが、是非是非頑張ってください。

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