同じ冬道でも雪と氷と新雪では全く状況が違います(12日)

「アイスバーン9%勾配をスタッドレスタイヤは登れずチェーン装着車は登れた」というJAFのユーザーテストで「スタッドレスタイヤはダメだ」と結論づける人が出てきた。国交省からすれば渡りにフネだろう。確かにアイスバーンで絶大な威力を発揮するのはチェーンです。ミラーバーンの9%勾配だとスタッドレスタイヤじゃズリ落ちてしまう。4WDだって歯が立ちません。

だからこそ志賀高原ではアイスバーンになった時、チェーン着装がマストになる。しかし! 今回国交省が始める「スタッドレスタイヤでもチェーン着装しろ」規制は、大雪を想定したもの。大雪とアイスバーンじゃ特性が全く違う。子供だって雪と氷の差は認識出来ると思う。新雪や圧雪ならスタッドレスタイヤでも9%程度の登り坂なら難なく走って行けます。

まぁ今から文句言ってもいかんともしがたい。決まっちゃったことですから。私の場合、基本的に大雪降るときはチャレンジしない。よって自分には影響無し。ただ大雪の中、今までならスタッドレスタイヤで走れたようなコンディションでもチェーン着装し、規制区間終わったらチェーン外すという苦行をしなければならないプロドライバーにとっては厳しい規制だと思います。

ということでこの件はここまでにしておく。今回規制対象になった13カ所を冬場に通らなければならないような人はチェーンの用意をしておくこと。ちなみに現場で装着しても合わないことがあるため、チェーン買ったら事前に試してみることをすすめておく。関越道のチェーン規制に出くわし、積んでいたのが合わなかったというケースはけっこう多いもの。しくしくになります。

ちなみに大雪時にモノを言うのは最低地上高だ。チェーン装着したって最低地上高の低いクルマだと亀の子になっちゃう。私の経験だと200mmくらいで大きな差が出ますね。大昔、大吹雪の中、パジェロミニで湯沢から苗場に行った時は至る所に動けなくなっていたクルマが居た。チェーン着装車も多数。吹きだまりを突破出来ない。やはり地上高のある4WDのSUVが強いです!

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