向かい風267km/h(12月1日)

昨晩は成田のホテルに前泊。今年のゴールデンウィーク前から駐車場無料のホテルが消えた。一斉に消えたため、この地域で談合したんだろう。笑えることに皆さん揃って1日分300円。10日間駐めたら3千円だ。しかし抜け駆けするホテルも出てきた。日航ホテルは14日間駐車場付きで7千円。遠くない将来、またぞろ駐車場無料になると思います。

ツベたい雨の成田を離陸すると晴天! 飛行機に乗ると100%晴れなので嬉しい。ただ上昇中大揺れ。巡航高度になったと思いきや、今度は267km/hという激しい向かい風だ。対地速度635km/hしか出ていない。対気速度902km/hです。風の為25%も速度落ちちゃう。第二次世界大戦中の日本軍戦闘機はB29を迎撃したけれど、この風を受けたらタマラン。

サイパンから富士山を目指して高度9千mを飛んできたB29は小田原あたりで東に変針。偏西風に乗り対地速度750km/hくらいで飛来する。東京の飛行場から飛び立った雷電は1時間近く掛けて1万mに到達。西に向かうも、偏西風を喰らえば対地速度は自動車並。750km/hで対抗してくるB29を発見し、Uターンして追いついても、一斉射するのが精一杯だったろう。

もちろん当時も日米の技術力差を知っていた人は少なくなかったハズ。でも良識ある意見など全く通用しなかった。昨今の情勢を見ると、当時の流れが何となくイメージできる。決定的にモンクの無い国民は、積極的に良い政治家を選ぶ気にならない。政策のある政治家より、調子の良い政治家を選ぶ傾向。今度の衆院選も自公の勝ちでしょう。結果、今の流れは続く。

されど客観的に見たら今もデタラメだ。21世紀なのに私の家の冷蔵庫からバターが無くなってしまった。パンならオリーブオイルやマーガリングで食べられるけれど、イモ類はバターじゃないとアカンす! 近所のスーパーはずっと在庫無し。今まで買えた生協も抽選になった。なんでバターが無いのかと言えば「バターが無くならないよう」だという。はぁ?

曰く「バターの輸入を認めたら国内のバター産業が立ち行かなくなり、バター産業無くなれば、万一輸入バターの供給に問題でた際、日本国内でバターを買えなくなってしまう」そうな。そこでバターの輸入に制限を掛け、国内産業を守ろうと言うことなのだ。この議論、なんかおかしいと思わないだろうか。すでに現時点でバター買えないすから。

そんな保護政策ばっかりやってるから農業は栄えない。人気取りの農政など止め、本気で日本の農業のあり方を考えるべきだ。日本の耕作地は荒れ地やソーラー発電用の土地になりつつある。本当の意味での危機である。規模さえ確保したなら、日本の農業も世界と十分戦えるポテンシャルを持っている思う。まぁバター不足くらいじゃ皆さん目覚めない?

今回も台湾経由の中華航空なのだけれど、成田の離陸で遅れ、強い向かい風で遅れ、桃園空港30分遅れ。乗ってきた飛行機がバンコクまで飛ぶため、出発も遅れた。さらに台湾は冬の嵐! 誘導路で風の状況良くなるまで長時間待たされ、バンコク着は夜。今日やろうとした両替出来ず。さすが末吉でございます。これまた渋滞の中、ホテルにたどり着き、晩飯食って寝。

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