年金は消えている

今シーズンはGT300クラスに市販車ベースのGT-Rが登場するという。FIAの『GT3』カテゴリー用に開発したモデルで、ヨーロッパでは29万8千ユーロ(およそ3200万円)。こういったモデルが出てくると市販のGT-Rもいろんな意味で自由度が大きくなってくる。今のGT-R、ポルシェだと『GT-2』に相当します。

GT-2、ポルシェで最も高い性能を持つモデルである。GT-Rはこいつに勝つため尖ったスペックを持たせなければならなかった。しかしレース仕様が出ればGT-Rもダンナ仕様を出す余地出てくる。普通の911カレラくらいのGT-Rが出てくれば、いろんな意味で日産のフラッグシップになると思う。

先日、エクスプローラーの試乗会に行った際、マスタングの『パフォーマンスパッケージ』という6速マニュアルの特別仕様車があり、短い時間ながらハンドルを握ってみた。するとどうよ! 超ステキでございました。418馬力の5リッターは「ぐもももも!」というV8特有のビートを響かせトルクが沸き上がってくる感じ。

これ、ATだとここまで楽しくない。やっぱしスポーツモデルはマニュアルに限る! 620馬力のポルシェGT2にだってマニュアルが設定されているのだから、GT-Rにもマニュアルがあっていいんじゃなかろうか。ということを水野さんに言ってもムダだろうなぁ〜。と、素晴らしい仕上がりになったGT-Rに乗って考えました。

ニュースを見ていたら企業年金が2千億円消えたと大騒ぎしている。今回の件は一企業のデタラメだと思うけれど、国民年金だって同じようなもの。現在進行形で国家がデタラメ&粉飾を行ってます。当然の如く年金は消えちゃう。いや、すでに無いかもしれません。年金はすでに破綻してますから。

マツダの人から電話掛かってきて「クルマ好き感が足りませんか? むしろクルマ好き感を前面に出し過ぎているんじゃないかと不安なんですが」。確かに宣伝を見ると走る楽しさを前面に打ち出している。でも新しい世代のスポーツモデルを考えているかとなれば、世界規模で無し。

ロードスターやRX-8やマツダスピードアクセラに乗ると確かに楽しい。されど旧世代のスポーツモデルだ。当時はクルマ好きがマツダの経営陣にも居た、ということ。今や全て後回しか凍結状態だという。「口だけのクルマ好き」は本当のクルマ好きから見れば簡単に解りまんがな。

クルマ好きってニジミ出てくる。私のWebを見に来るような人は10年前からクルマを買っていなくても、クルマに興味があるんだと思う。常にクルマを考えていたい、と言い換えてもよかろう。マツダの経営陣からニジミ出てくるモノがあれば、世界的にマツダは復活すると私は信じている。

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6 Responses to “年金は消えている”

  1. 昼間点灯派 より:

    私も残念ながら10年前から車を買っていません。
    買っていませんというと、かっこいいですが
    実は買えていませんが私にはあてはまっているのですが・・・。
    今日、通勤の足フェイズの定期点検に行きました。
    NC700X、とってもカッコ良かったです。ぜひ試乗を
    とすすめられたのですが、免許がありません。
    でもこれは免許をとるキッカケの出会いです。
    間違いありません。
    大人バイク楽しみにしています。

  2. そわか より:

    お金がない事を理由に、一番を狙わなくなったところがマツダの弱さ。その上で一番ではない言い訳を、経営陣が常に考えているように感じられます。
    今のマツダには「夢」が感じられません。
    スカイアクティブでどこまでやってくれるのか?
    これで失敗したら十年後には会社が無くなっているかも。

  3. Tomi@群馬 より:

    年末、ちょっとした事(XR250のウインカー
    リレー不調?)でドリーム店に行った際、
    「良いの出るよ」と言われてました。
    →NC700の事。
    免許は有りますが、なかなかバイクまでには
    お金が回りません。

  4. applefanjp より:

    GT-Rのパワーユニットを
    あのエッセンスに移殖してくんないかな〜って思います。
    ま、ムリか。
    年金はですね。
    「運用」っていう言葉で、もう腹たちます!
    人様のお金を「うんよう?」
    勝手になにすんねん!その名のとおり、失敗もするじゃない!
    ひどいハナシだ。
    マツダ、がんばれ!
    ペンタゴンにこだわりすぎるな!って言いたい。
    それだけが企業イメージじゃないと思います。

  5. Rotarycoupe より:

    マツダの運転の楽しさは、実はテストドライバーの不足からきているのかも?と思ったことがありました。スポーツカーもファミリーカーも同じテストドライバーが煮詰めるから、初代アテンザ23Zの味が出たのかなと。
    現行デミオあたりから、ステアリングのゲインがわざと高めだったりして、言い方を変えればちょっと子供っぽくなりました。ひょっとしてこれは、テストドライバーではない設計者までもがzoomzoomを言い出したせいなのかもしれないと思うことがあります。
    最近はトヨタあたりも、テストドライバーの感性が良くなったのでは?と思わせる車が増えてきました。日産は昔からよいですね。ただテストに使う道路が特殊なのかな?と思わせることはありますけど。マツダも以前のようにテストドライバーの感性をうかがわせる様な素晴らしい車を作って欲しい。正直、言葉だけのzoomzoomはもう要らないです。

  6. COLT より:

    クルマ好き“感”て何ですか?
    「クルマ好き」の後にこの漢字一文字が必要なんでしょうか?
    国沢さんに電話したマツダの人、明らかにクルマ好きじゃないですね。

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