扱いやすい国民

ブレーキ無し自転車「ピスト」で初めての有罪判決が出た、とニュースになっている。ちなみに罰金6千円。本来6千円の罰金って、それほど重いことなのだ。自動車の違反は警察が罪の大量生産を出来るようなシステムを構築したため、6千円くらいの反則金など簡単にフンだくれるから素晴らしい!

反則金制度のない自転車の違反の場合、すべて赤切符。そして全て詳細な書類を作って送検し、一般的な犯罪と同じような裁判手続きとなる。こらもう猛烈に面倒で、6千円以上の手間(人件費)が掛かります。ちなみにクルマの違反も、希望すれば一般の犯罪と同じような裁判をしてくれる。

私は切符を切られて相談されたら、ネズミ取り以外、全て正式な裁判をするようにすすめてます。本来なら有罪になって罰金のハズ。されど青切符を切られたようなケースだと、明白な証拠がある違反を除き立証が難しい。そんなことから基本的に「起訴猶予」となってしまう。裁判してくれないのだ。

明日から青切符を切られた皆さんが「裁判する!」と言ったら、処理能力はとうてい追いつかない。「ブレーキがついていない」という明々白々な違反を有罪にしたことすらニュースになるほど。いろんな意味で国民は手玉にとられていると言うこと。為政者からすれば素晴らしい国民性だと思う。

レンタカー空いてなく困っていたタイの移動用車両は、トライトンを予約できた。2,5リッターのディーゼルターボは乗ったことないので大いに楽しみ。ラリー車もランエボなので、三菱自動車で揃えられました。こうなれば赤いTシャツで行こうかしら。考えてみたら浦和レッズのユニフォームもある。

今まで特定のメーカーと深い関係になっていないおかげで(私がスバル派だと思っている人も多いようだけれど、優れたクルマを作っていたから誉めていただけ。昨今のような状況になると厳しい)、その気になればドコのファンにもなれる。というか素の私は普通のクルマ好き。どこのメーカーも好きです。

今回のタイのラリーは三菱自動車のファンの皆さんの気分になって楽しみます。ランエボのラリー車に乗れるのでワクワクしている。

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4 Responses to “扱いやすい国民”

  1. そわか より:

    いまや日本国民は簡単に手玉に取られてしまうほど、骨抜きになってしまってますね。
    何でも、他人が悪い、国が悪い、と思考放棄をしたツケが回ってきてるのだと思います。
    ところで今回のラリーは、三菱色に染まるんですね。車が代わっても変わらぬ活躍を期待してます。
    カンバっている人が報われるところを見せて下さい。

  2. 非常識 より:

    私が初めて違反したのは、第一次オイルショックで都内の幹線道路がそれまで50km制限だったのが、40km制限引き下げられた翌日、1月15日成人の日の朝でした。甲州街道を新宿方面に進み、環状6号の立体を65km/hで下っていったらワイアーが2本張られていてコツンコツンと踏んだ向こう側に警察のワンボックス車とそれに隠れて白バイが5台。警官がでてきて一緒に走ってたクルマはすべて検挙されました。
    25kmの違反なので、キップは切られず簡易裁判所に行って、免許証の1ケ月停止と4万円の罰金をくらいました。社会人になったばかりで初任給7万2千円の新入社員にとってつらい額でした。
    昨日まで50km制限の空いた祝日の朝の幹線道路を65kmで走ることは、まったく危険なことではありません。本来だったら、警官は「今日から制限速度が引き下げられたので、協力してください」と説明するぐらいに留めるべきでしょう。給料の半分以上の罰金と免停1ケ月をくらっても、反省どころか、日本の警察の非常識さにあきれただけでした。
    日本語の「常識」という単語は、英語では「common sense」つまり知識ではない「共通の感覚」のことなのです。法律も条例も、人間が迷惑かけないで生活していく「共通の感覚」が前提となっています。日本の警察は、この前提をまったく知らないようです。
    例えば、日本の交差点で見かける「止まれ」の標識、欧米では「YIELD:讓れ」です。つまり、交差する道路にクルマが向かってきたら譲ることが本来のこの標識が意図することです。
    「止まれ」の標識に従い、交差する道路を充分確認しているのに、日本の警察は標識の直前でタイヤが回ってたとの言い掛かりで、一時停止違反として、青切符を大量に切っています。「common sense(共通の感覚)と相容れない行動を平気で行なっています。

  3. nobu より:

    結局、教育なんです。
    先生に逆らわない。
    生徒会の議決も握り潰す、そんな存在。
    本来、法の下に平等なはずの、生徒と先生。
    生徒の自主性を、潰す行為ばかり。
    民主主義は育ちません。
    司法と警察&検察の癒着ですよ。
    田中 森一さんの『反転―闇社会の守護神と呼ばれて』も読んで下さい。
    何故、警察&検察の横暴が通るか解ります。
    官僚(警察&検察も官僚)を使いこなせない限り、この国に未来は無い。
    以上。

  4. applefanjp より:

    先ほどNHKニュースで、
    タイ人の熟練工が日本の部品製造現場に派遣とのこと。
    会社に、そして、タイに誇りを持っている!
    とても嬉しく思い、ありがたく思いました。
    タイの友人たちとさらに絆を深めていきましょう!

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