携行缶に対するガソリンの販売停止が始まりつつあります。災害用の発電機、どうする?

夏休み、アウトドアスポーツで使うガソリンを携行缶で購入するのが難しくなった。消防署の通達を過剰に評価したガソリン元売りの中に「自社で危険と判断したため携行缶への給油をお断りする」という通達を出したところがあるからだ。消防署の通達では用途と身分証明書を出せば売って良いと言うことだったけれど、給油所が手間掛かり面倒だと言うことなんだと思う。

これらの製品はガソリンどうする?

この問題、けっこう深刻だと私は考えます。家庭菜園、芝刈り機、冬になれば家庭用除雪機などのパワーユニットは基本的にガソリンエンジン。水上スキーなどの海の乗り物やモトクロスなど直接スタンドに乗り付けにくい(マリーナのスタンドは1リッターあたり50円以上高い)。今後、停電に備えた発電機に入れるガソリンの調達にも困りそうな雰囲気になっている。

京都の事件はガソリンが買えた、というところじゃないと思う。警察はその前にたくさんの犯行サインが出ていたのに見逃している。ガソリンを危険物として考えるなら、クルマに入れるときだって問題になってくるだろう。ガソリンを抜ける構造のクルマなどいくらでもありますから。加えてガソリンと同じ成分(オクタン価が違う程度)の白ガスならいくらでも販売されている

思いつきの施策はカンベンして欲しい。かくなる上は、ホンダとヤマハ、スズキあたりで汎用製品用にガソリンを入手するためのシステムを作るべきだと思う。もちろん登録制にしたっていいだろう。繰り返し書くけれどガソリンは包丁などと同じで「武器」じゃない。生活必需品です。手間を掛けたくないスタンドの援護策になるような施策は消防署も考え直して頂きたい。

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