最後のロータリーを愛でる(6月22日)

明日まで日本の自動車史の1ページを飾る「最後のロータリーエンジン」(こう書くとガッカリするファンも多いだろうけれど、駆動用のロータリーは絶版になる可能性大)を明日まで借りているので、取材に引っ張り出す。改めてジックリ乗ってみると「こんなに良かったけ?」。加えてやっぱし個性的です。

高速道路の100km/h走行は3200回転くらい回っているのだけれど、バランスの良い回転体が「ぶ~ん」と回っているような感じ。その通りなんですけどね。ギア比を低くしているため、60km/hの6速でアクセル開けてもキチンと加速してくれる。ボディの剛性感さえもう少し高ければ、現役としても通用しそう。

繰り返しになるが、新車のようなバリバリのコンディションのロータリーエンジンに乗る機会はもう無いと思う。御存知の通り世界中の自動車メーカーが開発を行ったのに、マツダしか実用化出来なかった技術です。最近になってマツダらしさが戻ってきてる。この調子で暴れて欲しいと思う。本日は伊豆長岡泊。

ニュースでJR四国が作った新しい特急電車を紹介してる。「うひゃ~!」。マルい! なんでも蒸気機関車をモチーフにしたそうな。鉄道車両って、この手の天然がけっこう多い。コドモっぽい、と言い換えても良い。蒸気機関車の丸さはアルキメデスの原理からきている。機能美なのだった。東海道新幹線風の気動車もあったっけ。

ちなみに世界一カッコ悪いと思う鉄道車両は関空へ行く『ラピード』。写真を見て鉄人28号のような先頭車形状にタマゲたが、実車を見た瞬間腰砕けになりました。最近の新幹線のデザインは空気抵抗と同じくらい、トンネルに入った瞬間の圧力発生を少なくすることを考えているという。機能から来てるワケ。

クルマのデザインも機能から追求したらどうなるのだろう? 空気抵抗と衝突安全とキャビンスペースのバランスだけでクルマを作るというアプローチ。全く予想 出来ないけれど、案外機能美あってカッコ良いかもしれません。クルマの場合、カボチャの馬車やステルス艦といったモチーフから作ると基本的に大失敗します。


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