最近のホンダを見てると第二次世界大戦の日本軍です(28日)

2015年に巨額の会計不正が発覚した東芝は、社員を対象に「会社に組織風土は変わったか?」というアンケートを行ったところ、一般社員の70%が「変わっていない」と答えたそうな。社員対象のアンケートって、どこの企業もやっているのだろうか? 自動車メーカーで同じことをやったとしたら、1番良いのはトヨタ。1番厳しいの、ホンダだと思う。

現在のホンダを見ていると、全てが「う~ん!」。CT誌の対談を見て多くの人から「その通りです!」という意見を頂いた。伊東体制の悪いブブンが今になって出てきてしまっているのか不明ながら、少なくとも国内戦略を見ていると、第二次世界大戦時の日本軍上層部にソックリ! 例えばシビックの日本導入。現場から「日本に市場がありません」という声が出ている。

当然だ。それに対し、上層部からの答えは「売るのがオマエの仕事だ!」。日本軍である! 普通、戦略を経験豊富な上層部が組み立て、誰でも勝てるような準備をして「作戦開始!」になります。第二次世界大戦の日本軍って食料も武器もなしで「とにかく勝て!」。勝てるワケないです。ホンダの経営陣は冬休みに第二次世界大戦の本を読むべきだ。

対照的なのがトヨタ。『夜の街を徘徊する』という番組でトヨタ元町工場を紹介したところ、予想以上に視聴率良かったらしい。続いて東富士のテストコースを”徘徊”するという。テストコース、夜だと誰も居ないので昼間ですけど。残念ながら私は忘年会のためリアルタイムじゃ見られなかった。ただ世の中、便利になりました。いつでも見られるようになってる。

東富士テストコースの巻

上のリンクで1月12日まで見られるというので、見逃したヒトはぜひ御覧ください。こんな社長なら「頑張ろう!」って気にもなるワな。ちなみにモリゾウさんの運転技量、けっこうなレベル。先日、新城ラリーの『雁峰』という手強い林道走っているのを見て驚いた次第。同業者でもモリゾウさんに勝てる腕前の持ち主はレースで実績を上げているヒトくらいです。

番組、なかなか見応えあった。走行シーンで使っている車両が中谷氏や大井貴之君などレベル高いドライバーだと失笑しちゃうレクサスGS-Fとかでなく、マークXのGRMNってのも面白い。ヨメさんが見ても「面白かったよ」。私も見た。ギョウカイにとっても良いアピールになると思う。ホンダもトヨタに負けないよう、存在感を出して欲しいです。

 

 

 

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ