来週末もたぶん台風です~(4日)

関空こと関西国際空港が開港したのは1994年9月4日。本日、開港記念日です。その後、地盤沈下に悩まされたり(開港後平均して4mほど沈んだ)したものの大きな問題無く機能しており、最近は外国人観光客の増加などあって賑わっていた。そんな目出度い日に台風21号がやってきた。最初に作られた『A滑走路』、高潮と高波のダブルパンチで越堤し水没しちゃいました~。

A滑走路は地盤沈下のため窪地になっている。雨くらいなら排水出来るだろうけれど、あまりに大量の海水だったため、いかんともしがたい。排水ポンプが停電で機能しなくなった可能性あります。それだけじゃない。多岐に渡る少なからぬ作業用車両も水没したようだ。駐機中だったB737のエンジンまで冠水したという情報も。空港の機能を回復させるまでけっこう時間掛かる。

さらに走錨(錨を入れているのに流されること。風強い日は錨を入れた上でスクリュー回す)した90mの小型タンカーが連絡橋まで流され衝突。単に当たっただけでなく、波で上下にグネグネ動かされ、橋桁ごと横に押してしまった。いや、橋桁だけなら掛け替えればいいけれど、橋脚まで虫歯を抜くときのようにグイグイ左右に捻られていたらガタガタになってしまってます。

幸い連絡橋は往復別個にあるため片側を使えばいいけれど、鉄道橋までダメージ受けていたら深刻だ。何日でヒコウキを飛ばせるようになるだろうか? とりあえず無傷だったB滑走路を使うにしても、数日かかると思う(機能完全回復に数ヶ月?)。そうそう。台風の風で倒れたクルマについちゃ「当たり前でしょ」。爆風の中、なんで走っていたのか不思議でならない。

そして来週になると次の台風が発生する可能性大。火曜日にグアム島近辺を通過し、木曜日あたりまで台風21号と同じようなコースを辿る。しかも急速に発達しそうな雰囲気です。西に逸れて中国大陸に向かえばいいけれど、上空の大気の流れを見るとけっこうイヤな感じ。来週末から週明けに掛け、日本上陸もありうる。来週の予定作りに台風も含めておいてください。

 

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