次期型ロードスター、安全性は二の次という意見が多かったです

ロードスターの安全性について意見を聞いてみたら、予想通り「安全性は最小限でよい」という意見が少なくなかった。マツダ社内でも同じような状況なんだと思う。ちなみに私は「新しいコンセプトや技術で安全性を確保すべき」と書いたけれど、この意見には誰も付き合って頂けなかった。とても残念です。今年からF3にも「ヘイロー」と呼ばれる頭部安全装備が義務付けられている。

上の写真のコクピット部分がそう。2018年からF1に採用され、今シーズンはF3にも導入した。そんな矢先、イタリアGPのF3で宙を舞う大クラッシュが発生した。下の動画を見ても解る通りコクピット部分からタイヤバリアに落下してます。今までのケースだとドライバーの命は亡いか、重篤なケガを負っていたことだろう。けれどドライバーは無事でした。ヘイローが守った。

今まで「レースなんだから危険は当たり前!」と言われており、加えて若干スタイル的にマイナスなので批判的な意見の人も多かったが、関係者の中から「出来ることはやろう!」という意見出て取り入れられたそうな。けれど今回の事故でヘイローに対し肯定的な声が多数派になったという。考えてみたらシートベルトだって同じ。危険覚悟の競技ですら少しずつ進歩してます。

私は次期型ロードスターを「重くしてその分をカバーする大排気量エンジンを搭載すればいい」と言ってるんじゃ無い。競技ですらヘイローやハンス(ヘルメットと組み合わせ安全性を高める装備)など、新しいコンセプトで安全性を飛躍的に高める技術がたくさん出てきている。だったら市販車だって新しい技術を投入してもいいんじゃないかと考える次第。どうですか?

人の意見を聞くことは大切だと思う。その中に素晴らしいアイデアがある可能性ありますから。されど想定内の意見だったら参考として考えればよい。特に新しいモノを作ろうとしている人なら、オリジナリティが何より大切だ。次期型ロードスター、軽くて当たり負けしないクルマになって欲しいと切に願う。陳腐なコンセプトならユーザーが付いてこないだろう。

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