無線講習

朝から夢の島マリーナで第三級海上特殊無線技士の講習。やはり東京湾から外に出ると緊急時に役立つ国際VHF無線は欲しくなる。なんかあった時に不安でございますから。5Wと出力小さいため相模湾のド真ん中だと陸上局まで届かないだろうけれど、通りがかりのフネに救助要請出来ます。

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どうやら初めて無線を講習行う団体らしい。責任者は海上保安庁出身とのこと。いわゆる天下りなんだと思う。ただ私は海上保安庁に甘い(いつ助けて貰うか解らないので)。しかもお試し期間中のためか、講習料金だって全て含んで1万6千円と超リーズナブル。受講者9名。あまり儲からないかも。

初めての講習のためか、視察らしき役人2人が後ろにいる。したがって講習は10分づつの休憩を挟み、午前3時間。午後3時間。1分も減らさず時間通りビッシリ! この手の講習、も少しユルいかと思ってたのに。超苦手の座学でアタマに乳酸溜まった。まぁそれでも余裕でパス。教習所と同じく大甘だ。

マリーナに韓国の国旗を出した見慣れないフネが泊まっていた。変わったデザインのハル(船体)でございます。船尾はコクピット(元々フネの用語。フネ後部の囲まれたスペースのこと)無し。床がそのままストンと終わっている。巡航状態から急停止したら、キャビンドアまで波が打ち込んでくると思う。

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空中排気ですね

また、このクラスのフネとしちゃ幅が狭い。どちらかというと漁船や沖縄のダイビングボートのような船形。もしかしたらベースはダイビングボートかもしれません。スピード出るし燃料喰わないものの、居住性でイマイチ。それにしても遠くまで来たモンだ。私もいつか韓国や台湾に自分のフネで行ってみたい。

驚いたことに夢の島のサービス会社『ディックス』のサービスフロントが元トヨタマリンの人になっている。定年とのことだけれど、東京の営業所を事実上畳んだという。そら当たり前です。只でさえトヨタマリンのラインナップって最低1100万円と高かった。なのに1100万円も絶版とし、1522万円が最安モデル。

営業担当はお金持ちの扱いに慣れていないため、昨年出たカジキ釣り大会の時も涙ぐましい接客をしてました。フェラーリやベントレーの営業はお金持と上手に付き合うが、トヨタマリンはお金持っている人ほど姿勢低くなる。3千万円のフネ買った客の扱いと、7千万円のフネ買った客の扱いが明らかに違う。

むしろトヨタマリンは下のフネを作るべきだ。500万円くらいで買えるトヨタらしい信頼性のあるフネならきっと売れるし、ステップアップしていくだろう。私のポーナム26なんか燃費素晴らしく良いし、26フィート思えないほど荒天に強い。次に乗り換えるフネが見つからないくらいだ。もったいないです。

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2 Responses to “無線講習”

  1. セブンテール より:

    国沢さん
    3海特免許ですね。 実は私、某社で海上無線機を設計する仕事を
    ほんの半年前までしておりまして、その成果物は日本においても
    技術基準適合証明無線機として販売しております。
    作っている側から、1つアドバイスさせていただくとすれば
    ハンディー機でも外部アンテナを付ければ、東京湾内なら
    十分実用的です。 充電器をダッシュボードに取り付け
    設置しておき、呼ばれた時に使う様にすれば、腰にぶら下げる
    必要もありませんし、電池切れの心配もありません。
    購入される際は、メーカーが公表している外部アンテナ以外の
    外部アンテナを使用すると、厳密には電波法違反になります。

  2. vwD より:

    船乗る時に無線機は買っておいて置くべきです。
    いつでも使えるように
    又 無免許の救難無線 携帯 義務ではないのですね。
    怖い話だが 
    まー携帯電話があるから要りませんね
    5W有れば湾内どこでも安心
    有るからといって 無理しない方が良いでしょう。
    今は遠洋航海も衛星通信ですが
    値段高いでしょうね。
    国内沿岸だと携帯電話 1W最大 に
    アンテナという方法も有るが
    今の携帯は外部アンテナ付くのか?

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