走る実験室何とか目標達成!(31日)

さて私たちの戦いである! 今シーズンのテーマは「熱で発生するセーブモードに入らず最後までアクセル全開で走れること!」。大昔に自動車の認可を取るとき必要だった箱根越えのようなもの。熱問題、最初のレースで判明。2戦目のツインリンクもてぎではラジエターに水噴射したりバンパーに空気穴を開けたりしたものの玉砕! 5ラップ目で絶賛セーブモード突入す!

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エンブレムまで空気取り入れ口に

3戦目の富士ではさらに大きな空気穴を開け、積極的にラジエターを冷やそうとしたモノの、最終セクションの登り低速コーナーで風が当たらず、その後の長い直線で全開を続けていると1ラップ目から軽いセーブモードに入ってしまう。レースじゃライバルのNATSミライに追いつかれ、抜かれてしまった。これでNATSに2タコ。いずれも終盤に抜かれしくしく。

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富士までGTウイングを使う

抜本的な対策だぁ~! とばかり、ラジエターを2個追加! これで20kW分冷えるということから「最後まで持つと思います!」と自信満々で乗り込んだ第4戦筑波ながら、ラジエター2個でフロントが20kg以上重くなりアンダー気味になり、しかも筑波サーキットは10kgの重量差で0,4秒程度違う。NASTとの重量差70kgはいかんともしがたく予選から1,9秒遅れ。

最終ラップの激しいバトル

加えてセーブモードに入らない予定だったのが、10ラップ(レースは27ラップ)でレッドゾーン突入。最終ラップでNATSに抜かれ万事休す。筑波のレース見て喜多見さんも「拙者ホンキになった! 地面に突き刺さるくらい曲がる足を作ります!」。さらに追加ラジエターの搭載位置やニッケル水素電池の冷却なども工夫。それぞれ出来るだけの対策は打った。

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タイヤはBSポテンザRE71R

泣いても笑っても今シーズン最後。何としても最後までセーブモードに入れず、ミライのポテシャルをフルに引き出したい。迎えた予選は、驚きの2分43秒997! 前回のツインリンクもてぎが2分51秒994だったので、8秒も速い! 燃料電池本体の性能は全く変わっていないため、要因は3点。ニッケル水素電池のアシスト量と、タイヤがワンサイズ上がったこと。そして‥‥

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     写真/南 圭

喜多見スペシャルであります! 確かに笑っちゃうくらい曲がる! コントロール性だって素晴らしい! 大雑把に言って制御系で3秒。タイヤ1秒。サスペンション4秒というイメージだろうか。目標だったNATSミライは2分44秒470。ちなみに運転手のウデは進化していないため、純粋に車両のポテンシャルアップでタイムをそぎ落としたということです。

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高温になったことが解るだけながら便利でした

さらに素晴らしかったのがレース本番! 6ラップまで2分46秒台をキープし、NATSミライをジワジワ引き離していく。そればかりでなく6ラップ目にライバルがセーブモード突入! イッキに遠ざかったためペースを落とせたほど。といっても1秒落とす程度ですが。注意深く追加メーターの温度表示で状況を見てると、どうやらイケそう。そのまま走り切りました~!

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       写真/西尾タクト

嬉しいの何の! 時間掛かったけれど最終戦で目標達成でございます! 70kgの重量ハンデをハネ返し、予選でもリードを奪えたのが素晴らしかった! 夜はいすみでミニ祝勝会。悲しいかな朝早かったので早めに沈没です。そして本日は週末に新城で行われるGazooラリーチャレンジのため、追加ラジエターなど取り外しラリーのレギュレーションに合わせる作業。

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お約束のようにGTウイング復活! コレが付いてないとパンツ履いていないが如く寂しかったっす! そうそう。ホンダの件、いろんな意見出ているようだ。ホンダOBから頂いた言葉が一番ササりました。「オレの頃のホンダってさ、宗一郎さんならなんて言うかな? ってのが基準だったのよ。怒るよな、きっと。いろいろゴメンね」。素晴らしい創始者がいる企業はステキだ。

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