逃げるべきか?

昨日あたりから「東京から逃げた方がいいだろうか?」と聞かれることが多くなった。もちろん答えは「とりあえず問題ないと思う」。政府があまりに情報を隠すため、みんな疑心暗鬼になっている。外国人の日本脱出も情報を海外から得ているためで、その海外だって判断できる情報なんか持っていない。

原発で何らかの爆発が発生し、放射性物質が飛び散らからなければ、すでに避難地域となっている20km圏内でも危険な数値ではない。ちなみに現在出ている平時より大きな数値は、これまでの爆発で飛んできた放射性物質だと考えられる。雨が降って流れるまで高めの値になるだろう。

爆発があった場合、風の方向で飛散地域は決まる。到着する時間は風速で決まる。風速5mなら、1時間に18kmの速度で拡散するということ。その間に薄まるため、100kmも離れれば濃度も下がる。100km圏内であっても飛来している時間帯だけ屋内に避難すればいい。いずれにしろ情報が重要。

民法はACの同じ広告を繰り返すなら、その時に風向きの情報を流せばいい。ACも同じCFを流してばかりいないで、そのくらいの社会貢献をすべきだ。今や繰り返し広告は社会のストレスになりつつあることくらい認識出来るだろう。いずれにしろ早急に逃げる必要など無い。

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12 Responses to “逃げるべきか?”

  1. もん より:

    「米軍450人放射線事故専門部隊、日本へ派遣へ」
    今、希望が持てるのはこのニュースだけですね。
    もう政府も東電も危機対応能力ありません。
    はやく放射性物質の拡散を防止する手立て、石棺がいいのか、巨大プールで囲んで沈めるのがいいのか判りませんが・・・具体的な拡散防止手立てを発表し実行に移す必要があります。
    政府がモタモタしている間に米軍が封鎖計画を実行に移してくれるとありがたい。

  2. COLT より:

    ACは阪神淡路の教訓を生かしていないと思います。
    あの時、ACのせいで中野浩一さんと増田明美さんは間接的に被災者になったと言っても過言じゃありません。
    ただACだけを責めるのも酷な話でこんな時こそ自動車のCMを流して欲しいです。

  3. ゴルヲ より:

    こういう話を聞くと当方栃木在住ですが、普通に生活してる我々ってなんだろうって気になります。東京で逃げる考えが多いなら栃木や茨城(福島だって待機指示地域以外の方々)に居る人は、その考えの人からすれば異常なのでしょうか?そういう人が物を買占めをしたり、パニック現象の元を作っていると思います。(うがい薬を買う等)それで最後には放射線を浴びたなどの差別や、農作物への不買などに発展していくのでしょう・・・ 私の個人的な思いとしては今のところ安全性に全く問題ない東京などから脱出するなら、復帰した後も、もう東京には戻って来ないで頂きたいです。それくらいのその土地への思いしかないのでしょうから。故郷というのは簡単に捨てられないものです。デーブ・ス○クターさんなんてアメリカ人なのに帰国しませんよ?今回アメリカには敵わないと改めて痛感しました。デカいですあの国は・・・

  4. 商店山本 より:

    いつも楽しい記事を読ませていただいて感謝しております。
    責任の追求を恐れて各方面から情報が公開されないので、最悪の事態を回避すべくアメリカやフランスの判断は正しいと思ってます。安全を確認したら元に戻ればいいですから。事情があるのかどうか、住民は20㎞ですが原子力安全保安院の方々は50㎞避難されてますしね。
    安全だとおもわれる避難の範囲や風の影響など専門知識から考察の上、政治的判断なく発信されている方のブログです。なにかの参考になりましたら。
    http://takedanet.com/

  5. ガウス より:

    もちろん「現状では」逃げる必要はないでしょう。しかし、残念な事に「現状」は時々刻々と変化しています。重要な事は、今後逃げなくてはいけない事態が発生した時に迅速に(少なくとも、放射性物質が到達するよりも速く)情報を得られるのか
    、広範囲の人が逃げる中自分も逃げ切れるのか、現状を心配しているというよりは、将来の心配をしているのです。

  6. 匿名 より:

    武田邦彦さんのブログにこう書いてありました。
    ある読者の方(あるお母さん)が気象庁と文科省に問い合わせていただいた結果は? 
    「たった今気象庁に「放射線飛散予測地図を作る予定はあるのか?」と電話したら、
    放射線の飛散予報は気象庁の管轄ではない、
    放射線関連は文部科学省の管轄だと言われました。
    私が「火山灰の飛散予報はしていますよね?」と尋ねたら
    「気象庁は放射線の濃度を測定していないので、それは難しい」
    というような事を言われました。
    文部科学省に電話しましたところ、
    担当の方は席を外していると言っていましたが、
    「飛散予測図を出す予定は無い。
    観測データを出しているし、テレビの情報を注意して聞いていてほしい」
    との事でした。」
    ————ここまで——

  7. かず より:

    いざという時にどうするかをある程度、家族や周りの人と考えておけば良いと思います。
    災害はいつ何時発生するかは、わかりません。
    ましてや放射能災害となると。気持ちの余裕がなくなります。
    今すぐ避難より、どの様な避難をするかを普段から決めておけば焦らないかと。
    友人は今日も都内の様子を、北海道の本社にレポートしております。
    FM北海道の東京支社勤務なのですが、昨日私から札幌か神戸に戻らないかと勧めましたが、放送マンの一員であるし喫緊の状況でもないので、このまま仕事すると、連絡が有りました。
    買い占め等の件や停電に関しては、僕等も阪神大震災経験者なので、大丈夫ですが…。
    (^_^;)
    東北の皆様の辛さを考えた時、それ以外の地域の不自由さは今はお互いに耐えうる事柄ではないでしょうか。

  8. fuji73 より:

    ACのCM連発には私も・・・でしたが、これは放送局の判断で行われているようで、ACに責任はないようです。
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110317-00000000-ykf-ent

  9. てっぺい より:

    3号機はプルサーマル炉なのでプルトニウムが使用されていたようですが飛散情報がありません。隠ぺいされているのでしょうか?

  10. インフル より:

    原子炉はまだ最悪の事態になってませんから。
    安心しろとは言いませんが、温泉とかで東京よりレベル高いとことかありますから。
    とりあえず50キロ離れてたら、まず大丈夫です。

  11. NR500 より:

    神奈川で特養ホームや在宅のお年寄りに訪問マッサージしてるんですが
    震災以来 被害のないこちらのお年寄りでも平静に見えても緊張で体を堅くされてる方が多くなりました
    自発的に行動しにくいお年寄りや障害者の人ほど連日の報道や周囲の空気に敏感に反応してます
    特に高齢者の中には関東大震災や広島・長崎を見直に体験されてる方もいますので
    今の緊張感は私達以上かも知れません
    それから今日駅前で募金を募金をと叫ぶ子供達が黄色い点字ブロックの上に立ち並んでいました
    音と足元の感覚を頼りに歩く視覚障害者には選挙演説並に大迷惑です
    これではせっかくの善意の行動も押し売りにしか感じません
    身近にいるお年寄りの緊張した背中をさすってあげるほうがまだましです

  12. 轢かれもん より:

    福島県須賀川市に在住している者です。
    原発から約60km離れています。
    距離のせいか、須賀川から避難しようとする人はほとんどいません。その前にガソリン無いんでね。
    被災地の方の避難所になっているぐらいですし。
    手に入らないモノはガソリン・灯油ぐらいです。
    食料はだんだんと手に入るようになりました。
    須賀川市には東北本線、新幹線、東北自動車道、国道四号線の大きな交通手段がありますが、実際に一般人が使えるのは四号線のみです。
    避難する、物資を運ぶとなると車、トラックしかありません。
    しかし、ガソリンがありません。
    結果、どうする事も出来ません。
    テレビでよく見るのは、都会に住んでいる方の食料の買い出し行列とガソリン購入の行列。
    都会では電車、タクシー、バスが走っていて、移動にはさほど困らないはず?
    食料も毎日のように購入できるはず?
    なぜ、都会であんなにいろいろと必死になっているのか分かりません。
    こちらで必死になっているのはガソリン・灯油を買う時だけです。
    ほとんど手に入りませんが。
    福島県内でも、中通り、会津地方に住んでいるだけでも幸せだと思っています。原発もそれほど気になっていません。
    地方テレビでも、雨が降る時にしか「気を付けて」と言いません。
    何をどうする?と言っても、じっくり状況を把握しながら生活していくしかありません。
    仕事もほとんどの会社、企業が休業状態ですから。
    毎日、余震を感じながら福島空港から飛び立つヘリコプターの音を聞いて過ごすだけです。

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