2018年から採用される国際基準燃費(WLTP)は実燃費に近い?(29日)

多くのメディアが2018年から燃費基準を国際規格にすると伝えている。国際規格とは『WLTP』と呼ばれている計測方法で、すでに2018年からの導入が事実上決まっていた。目新しいニュースでもなし。報道ではJC08より実燃費に近いと言われているけれど、そんなことありません。確かにハイブリッドや軽自動車は20%近く落ちるものの、基本的に大差なし。

下にWLTPの資料をリンクしておくので詳しく知りたい方はどうぞ。大雑把に言えば、平均速度と最高速度が若干高くなり、停止時間(アイドルストップ時間)は減少。100%コールドスタートとなるという感じ。平均速度上がると、ガソリン大排気量車は効率の良いギアを使える時間増えるため、マイナス要因をカバー出来てしまう。よってJC08とほぼ同じ。

WLTPの紹介

軽自動車やハイブリッドの場合、速度域上がることによりアクセル開度が大きくなるため燃費はダウンする。そもそも日本の交通状況だとWLTPの指定最高速度97,4km/hまで出さないでしょ(JC08は81,6km/h)。少し古いデータながら、JC08で34km/Lのハイブリッドや軽自動車は29km/Lくらいの数字になるようだ。JC08で15km/Lくらいの車種だと、16~17km/Lに。

つまり欧州車にとっては今と変わらず。日本の得意分野であるエコカーに不利な計測方法ということになる。実燃費との乖離はどうか? 日本だと15km/L前後の車種は信号待ち多いと悪化傾向。そしてハイブリッドや軽自動車は案外燃費良い。私はJC08をそのまま使い、実燃費参考としてJC08の70%くらいの数字を出せばいいと考えています。

WLTPが導入されたら、ハイブリッドと軽自動車を85%。15km/Lくらいの車種についちゃ今まで通りの70%で考えたらいい。この計測方法を「より実燃費に近い」と紹介するメディアって凄い! ということで本日は朝から原稿書き。合間にニュル24時間レースや岡山で行われているスーパーフォミュラやF1モナコGPやインディ500を見ながらウナる。


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