3年後はレンタカーで国後島一周ドライブをしたいです(17日)

コペンハーゲンを離陸してロシア上空で17日になった。プーチンさんが訪日したけれど、大きな進展なかった模様。まぁ「皆さんナニを期待してたんだろう?」という話です。「戦争で勝った国に領土を奪われる」というのは世界の常識である。もし日本が戦争で勝ったなら、朝鮮半島を含む中国東北部や台湾を手放していただろうか?

こう書くと、私の小学校の時の教師のように「終戦の直前に条約を一方的に破り、突如ロシアが攻めてきた。卑怯だ!」とロシアを非難する人もいるかもしれない。同じような認識の人も多いかと。されど我が国はロシアに対しても無条件降伏したのである。本来なら北方四島どころか北海道をロシアにブン取られていたっておかしくなかった。

もう少し詳しく説明すると、1945年7月26日にアメリカとイギリス、中国から提示されたポツダム宣言(内容は無条件降伏。原爆を2発落とされ8月14日に受諾)をすぐ飲めば、広島や長崎に原爆を落とされることもなかったし、8月9日に参戦してきたロシアに樺太を含む北方4島だって取られずに済んだ。日本政府の明らかなミスである。

一般常識で言えば、返却して貰おうとするなら「反省して懇願」するか「お金で解決する」というアプローチを取らなくちゃならない。けれど我が国は「返せ!」と強行に迫るのみ。負けたことをすっかり忘れてしまっている。だからこそロシア側は「領土問題など存在しない」と主張しているワケ。戦争して負けるって、非常に厳しいことなのだ。

ホンキで北方領土を返してもらいたいなら、お願いベースでジックリ話をすすめなければならない。多少の譲歩も必要だろう。そもそもロシアの人達が定住する前に解決すべきだった。「どうしても納得出来ない!」というならもう一度戦争して取り返すしかなかろう。とはいえ怒らせたら怖い隣人とケンカし続けるのも得策ではありません。

北方領土に限り「ビザ無しパスポート掲示」くらいで自由に行き来出来るシステムを作り、日本の企業進出も広く認めるなどして頂き「実質的な日本の版図」にしていけばよかろう。ロシア人は案外やさしいし、おおらか。美男美女多い。日本だと体験出来ないような観光業をロシア人がやっていれば、北方領土ツアーだって楽しいです。

日本との貿易増加などでロシア極東地域が発展したなら、日本車も売れる。天然ガスの安定した供給だって可能になると思う。ということで「返却してくれなかった」と失望せず、今回決まった通り少しづつ交流や交易を深めていけば良い。3年くらいしたら、夏休みは国後でレンタカー借りて一周ドライブ&釣りなんか出来るかもしれません。

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