APRC3 ラリー・オブ・ロトルア

Team埼玉SUBARU

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埼玉スバルのイメージである『隼』をイメージしました。大好評でした!

6月6日

いよいよ来週からニュージーランド・ウィークである! 今回のチームはマネージャーが前回と同じダニーさん。そしてコ・ドライバーにシモーヌさん。サービスのチーフは埼玉スバルの丸山茂高さん(下の写真の右から二人目の人)がやってくれます。丸山さんは前回完璧にサービスをしてくれた福島スバルの渡辺さんと好勝負の腕利きメカニックとのこと。渡辺さんと同じくラリーのサービスは初めてとのことですが、全然心配してません。それより心配なのが弟子の新美。調子いいのだけれど、どうなることやら。ま、良い勉強になると思う。そして木曜日から番頭宮本君が合流する。目標は「3回目のグラベルラリー相当」。ニュージーランドはキャンベラと全く違うタイプの路面とのこと。締まっており、メチャクチャ速いそうな。ま、クルマのポテンシャルは間違いなくAPRCクラスで最も低い。1514kgある車重と、触媒まで付くノーマルエンジンなんだから当然でしょう。オーストラリアのスーパーSSで加速データのチェックをしたところ、1kmあたり2秒程度遅いことが判明。逆に考えれば緊張せず走れると言うこと。「本物のラリーカー」を抜けたらバンザイであります! と、今から逃げてるように感じるかもしれないけど、その通りです! 先は長い。APRCクラスのGreenさんとMalleyさんを目標に頑張ろうと思う。

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6月12日

朝からニュージーランド行きの準備。スーツやヘルメットなどレーシングギア、ライセンス、受付で必要な書類など忘れていないかチェック。前回クスリ類を忘れてしまったので、これまた確認。12時に家を出て埼玉スバルに寄り、チーフメカニックをやってもらう丸山さんと、流れでニュージーランドへ行く事になった植草さんをピックアップ。成田空港へ向かう。日曜日の昼過ぎとあって道は空いており、上尾から1時間30分くらいで成田到着。ニュージーランド行きは6時15分ながら、経費節約のためネットで買った格安航空券とあって、早めにチェックインします。最後になると3人掛けの真ん中とか当たっちゃいますから。チェックイン開始前から並んだ甲斐あって、運良く非常口座席の通路側。これなら仕事も出来る。意外な事にニュージーランドって遠い! フライトタイム見たら10時間40分。ヨーロッパと同じじゃないの! 機材は何とB767。こいつで太平洋を越えるのね。バッテリー切れまで仕事し、晩ご飯食べて寝。

6月13日

起きると成田から8時間経過。よ〜く寝ました。8時30分オークランド着。ニュージーランドもオーストラリアと同じく検疫が厳しい。食べ物は持ち込み不可という感じ。イミグレーションの人に「ラリーに来たの? 頑張ってね!」。いい国だ! オーストラリアから来るダニーさんとシモーヌさんは14時過ぎに到着予定なので、とりあえず空港の近所でショピングモールを探索したり、お昼を食べたり。南半球は冬。日本の12月だと思えばいい。オーストラリアチームも無事到着。ラリーのベースとなるロトルアという街はオークランドから230kmほど。高速道路無いものの、一般道の制限速度が100km。3時間でロトルア着。明日からいよいよラリーウィークです。晩ご飯はニュージーランド料理。ジョッキのビールを頼んだら2リッターだって! ピッチャーよりデガい。隣の席の外国人に(私らもそうですけど)挑発され飲み干したら、旅の疲れもあって沈没した様子。ホテルに戻って5分後に日記書いてもらおうとしたら、ノックしたって起きない。よって丸山さん達の日記は明日から。

新美

飛行機に乗って約11時間。暇を持て余したので、機内で小説を読み、感動のあまり一人で号泣。目を腫らしてのニュージーランド入国となった。ニュージーランドの空は高く、町並みもすごくきれい。それよりも驚いたのが日本車の多さ。道を走っている車のうち、半分以上は日本車である。左側通行であることもあってか、車に乗っている限りあまり海外という感じがしなかった。昼過ぎにシモーヌさんやダニーさんらと合流し、一路ロトルアへ。皆で夕食会をしたのだが、この夕食会が何とも楽しかった。ビールジョッキのあまりの大きさに仰天し、師匠にはイジられ、ダニーさんはヘンな日本語を使い大爆笑する。仲良くなれてとりあえず一安心。残る不安はやはり技術的なもの。僕はメカニックの経験ゼロなので、皆についていけるか凄く不安なのだ。事前に埼玉スバルの丸山さんに特訓してもらうも未だ自信なし。師匠に頂いた貴重な機会。最大限の努力を持ってして頑張ろうと思う。

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新美&肉

6月14日

朝イチで書類の受付。何の問題もなくクリア。ゼッケンやパスを貰い、準備万端。と行きたいところなれど、ラリーカーがロトルアに着いておらず。「朝、オークランドを出たので昼前には着くと思う」。することなく待機。到着した、というので急いで行くと、ジャッキやウマが木曜日まで無いそうな。借りれるハズだったのに……。ステッカー貼りなど、出来るところから始めたものの、ダメージ受けてる足回りを修理出来ません。結局、17時になってウマ二つだけ確保。キャロッセからジャッキお借りし、やっとリアのクロスメンバーを外す作業に取りかかりました。されど作業する場所は18時までしか使えない。クロスメンバーを外すには、マフラーやデフまで降ろさないとダメ。ところが丸山君って凄い! 1時間でハズしちゃいました。明日はレッキ。朝5時にホテルを出て、一般道ばかり600km以上走ります。追記/丸山さんと植草さんは仲良くなったので、今日から”君”にさせて頂きます。
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運ぶたびに増えていくダメージ。腹立ちます!

埼玉スバル/丸山

まず最初に、今回このような機会を頂き吉沢社長をはじめ高橋サービス常務や高橋営業常務、他サービス部の方々や大宮店の方々に厚く御礼申し上げます。1日目はオークランドに到着後、ニュージーランドスバルに車を借りに行き、そしてロトルアへ移動しました。なぜ1日目のレポートが出来なかったかというと、夕食の際、日本では考えられないようなジョッキでビールを飲み、部屋で寝てしまったからです。申し訳ございません。そして2日目、前日までラリーカーが届いてないということで恐る恐るサービスパークに行ってみると、無事届いていました。2カ所ヘコミが増えていた様ですが……。ただ思ったようにスケジュールを消化できず、朝から16時くらいまでに終わったのは前後のバンパー外しとエンジンオイルを抜くことくらい。日本と違い全てが予定通りに進まず、結構ニュージーランドの人はルーズだなぁと思いました。16時30分ごろにやっとジャッキとスタンドが到着(スタンドは2個だけ)。マネージャーのダニーさんから「18時までにリヤのクロスメンバーを外せる?」と訊かれたので、やっと自分の出番が来たと思い迷わず「Yes!」と答えました。いつもの状況とは違いリフトもエアツールもありませんでしたが、意地で18時15分前に終了。一応メンツを保つことができホッとしました。ニュージーランドに来て思ったのは、スタッフはみんな優しいということ。特にダニーさんは何から何まで気を遣ってくれて。お父さんみたいな感じです。ニュージーランドに来る前は不安で仕方がなかったけれど、今はとにかくこのチームで一緒に仕事が出来てる事が最高です。本当にニュージーランドに来て良かった。明日からは今日遅れた予定も含めてハードになるけれど、楽しみながらレースに向けて全力投球していきたいです。

スティック植草

広い空、どこまでも続く緑、澄んだ空気、そしてオンボロの倉庫。今日から仕事が始まりました。私が一番気がかりだったステッカーの作業に取りかかることができて、内心ホッとしました。ステッカーを張る作業中、他チームの人達が様子を見に来たりして緊張し、「日本人魂を見せてやろう!」といつもより余計に気を遣ってしまいました。私の仕事自体はいつもやっていることの延長だったため、作業中はここが日本なのか海外なのか解らなくなる様な錯覚を覚えましたが、改めて周りを見渡すと「あぁ、ニュージーランドで仕事をしてる……」と胸が熱くなりました。オーストラリア人のスタッフであるマネージャーのダニーさんと、このチームが気に入ってくれているというジャーナリストのシモーヌさんは、驚く程よく動き、とても気が付く人間としてとても素晴らしい人達です。こちらに来て2日目ですが、なかなか良いチームワークがとれているようです。この分で行ったら、最終日は涙を拭くハンカチが足りないでしょう。

新美

ニュージーランド2日目。丸山さんから頂いたスバルのツナギにドキドキしながら袖を通したら、サイズが合わなくて常にお尻にツナギが食い込んでる状態に……。何はともあれステッカー剥がしから作業を開始。丸山さんは凄腕のメカニック、植草さんはプロのステッカー職人。彼等のする事為す事すべてが勉強になる。僕にはこれといった技術がないため、できることを探しながら何とか作業をこなした。今日はジャーナリストのシモーヌさんと話す機会が多く、日本語の不思議さに二人で大笑い。「ピカピカ」はどういう意味かとか「ピクピク」はどんな状態だとかそのような擬態語を何とか英語で表現。「きれい」と「薄毛」が同じ「ピカピカ」という言葉で表現されることを知って、いたく悦に入っていた。夜、外をブラブラしているとある女性に声をかけられた。聞くと、世界中のあらゆるレースを追っている記者さんだそうで、色々と貴重な話を聞かせて貰った。こういう体験もラリーに参加できたからこそ。1日1日を大切に過ごしていきたい。

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6月15日

めちゃくちゃ長い長い一日でした。朝5時(日本時間2時)に起床。レッキへ。最初のステージとなる『モツ』(47kmもある有名なSS)まで一般道を使って150km! たっぷり2時間掛かります。レッキも当然47km! コーナーなどコースのチェックをしながらなので、軽く1時間以上掛かる。さらに32kmと25kmのSSを1回づつ走ったら、もはや13時。朝6時からトイレ以外は全く休まず7時間走ってます。レッキは2回。モツを除くSSを再送した時点で距離計見たら550km! ここから2回目のモツのスタート地点まで70km。1時間後の15時30分までに着かなくちゃならない。したがって昼ご飯なんか食べてる時間無し! なるほどロトルアラリーはレッキで体力を使い果たすと言われるの、よ〜く解りました。ロトルアに帰ってきたのが19時30分。総走行距離820km。ウチ、ジャリ道が220km。サービスは相変わらずウマ二つの状態。小さいジャッキを確保出来たモノの、依然シロウトが行う簡単なメインテンス程度の体制です。なのに埼玉スバルの丸山さんは、クロスメンバー交換やドライブシャフトの点検まで済ましちゃったそうな。

埼玉スバル/丸山

とりあえず無事に3日目が終了。NZに来てから欠かしていないものが、肉とビール。NZに来る前は「きっと痩せて帰るのだろう」と思っていたけれど、痩せるなんてとんでもない。きっと日本に帰る頃にはとっても太っている気が……。本日のサービスメニューは、昨日途中で終わったリヤクロスメンバーの交換。これを午前中に終わらせて、その後、足回りやブレーキのチェックなど。そして午後からはサービスクルーのみんなでダニーさんの指導の元、ジャッキアップ&ダウン、タイヤの脱着トレーニング。植草さんも新美君も回数を重ねる毎に上達。こうなると早くできるようになるのが楽しいようで、現時点でのチームワークはvery goodの様です。不思議なのがダニーさん。彼にOKと言われると何故か自分の中の不安も消えてしまう。きっとそれがダニーさんの魅力なのでしょう。今の自分の中では、お父さんのような安心感がある存在です。明日はトレーニングの最終日。今日トレーニングした事をさらに煮詰め、みんなが今日つかんだ手応えを明日はgoodからbestにすることができれば良いと思っています。

スティック植草

前日の酒がきいているのか、モーニングコールが憎たらしく感じました。こちらは朝7時でもまだ薄暗く、時計が信用出来ないくらいです。重たい体にシャワーで”活!”を入れて、今日から本格的なラリーサービスの練習です。タイヤを外して付けるだけのことですが、綿密な手順とスピードを要するので、額に汗をかきながらまるでスポーツの如く動きまくりです。ステッカーの方でもゼッケンを貼り付けて、ラリーカーらしくなりました。どんどんテンションが上がります。自分が今とんでもない世界にいることを日に日に感じます。あぁ、ハマってしまいそうで恐い……。

新美

もう3日目。それにしても6月のニュージーランドは寒い。南半球だから日本と季節が逆なのは分かっているのだけれど、空が高く緑も多いため、視覚的に冬だという実感が得られにくいのだ。もちろん日の出が遅かったり、よく見ると木々の葉が紅くなっていたりと随所に冬を感じさせる部分はあるのだが……。今日は午前中に、昨日外したデフやバンパーの取付け作業。ハードが弱い僕にとって、色々な作業を目の前で見たりそれを手伝わせて頂くのはとても勉強になる。午後はタイヤ交換の練習。目標は4分以内に全タイヤの交換を完了すること。今日はジャッキ1つにウマ2つという状況にも関わらず、4分15秒というタイム。目標には届かなかったものの、ダニーさんに合格点を頂けとても嬉しかった。専門的なメカニック技術を持たない僕にとって、最大の使命は他のみんなに迷惑を掛けない事。明日からも一生懸命頑張っていきたい。

6月16日

朝7時に出てレッキ2日目。ニュージーランドのラリーは、長年同じSSを使うため皆さんペースノートを持っている。つまりペースノートを作るためのレッキで無く、可能な限り飛ばすのみ。昨日は律儀に地元のドライバーに対し道を譲っていたら、何台か毎に走っているオフィシャルが後ろから追い上げてきて「早く行け!」とばかりにパッシング。それじゃ、とばかりアオってくるオフィシャルのペースで走ると、クルマが激しく揺れるため物理的にペースノートを書けない。シモーヌさん泣きそう。そのせいで昨日のSSは3つともペースノートが途切れ途切れになってしまった。私みたいに成績を重視せずラリーをやっているなら「あ〜あ!」で済むものの、成績を残そうとしているなら厳しいと思う。気持ちを切り替え今日は「ベストを尽くそう!」。猛烈にシンプルなペースノートとする。無しで走るより有った方がいいですから。最後のSSの2回目は新井選手に「ついてきてください。ライン取りを教えますよ」と声を掛けられた。走り出すと、1,6リッターの市販FF車(タイヤもノーマル)じゃフルアタックという感じのペース。前を走る新井選手の2リッター4WDの動きを見てると、リアはガンガン流れ、景気よくインカットしていく。ついていくと10回くらいフルボトム! 最後までレッキカーが壊れずホッとしたほど。日本のレッキと全く違う。今日のコースは450kmと昨日に比べれば短い。サービスへ戻ると、やはり小ジャッキ1。ウマ2という状況。しかも今回からレギュレーションの解釈が変わるなど多数のトラブルあって、ダニーさんは終日飛び回っていた様子。本当に良い人です。明日こそ良くなるぞ! と毎日思って頑張るしかありません。ラリーは明日の13時スタート。SS三つ。私の後ろのゼッケンを付けているファンファンさんという、すっごいお金持ちの中国人(2千万円くらい掛かってそうなバリバリのランエボに乗ってます)負けないよう頑張らなくちゃ!

埼玉スバル/丸山

早いものでもう4日目が終了。あっという間の4日間でした。ラリーカーの方は順調で、ほとんど問題ない状態。なので今日のサービスメニューは、土曜日に使うであろうパットとローターの当たりを出し、エア抜きをして終了。午前中にダニーさんの知り合いのショップに行き4輪アライメントを調整。自分が調整する機会があったけど、ショップのメカニックと全然言葉が通じず残念ながら見ているだけ……。今日ほど英語が話せなくて悔しいと思ったのは初めてです。NZに来てから感じているストレスは、ほとんどが言葉の壁によるもの。伝えたいことが上手く伝えられない。そんな思いの連続です。でも帰り際に「英語が分からずごめんね」と言うと「気にするなよ」みたいなことを言ってくれたので、少しだけホッとできた。夕方からはホテルでウェルカムパーティー。大勢の関係者にちょっと圧倒されつつも、そんな雰囲気に浸ってみたりして……。そして、何と言っても今日の締めは温泉。しかも世界で10本の指に入るそうです。露天風呂があって、湖を目の前にして入れる最高のロケーション。これにはさすがに今日までの疲れも吹っ飛んだ。本番に備えて最高のリラックスができました。明日からはラリースタート。この日記を書く事ができるのもあと3日だけ。いい日記が書けるように、チーム一丸頑張っていこう。

スティック植草

ニュージーランドにはコンビニと言える様なものがないらしく、日本の国内旅行のように「無い物は現地で買えばいいや」という甘い考えなど通用しない。冬の乾燥した空気にダメージを受けた唇が、リップクリームを塗ってくれと悲鳴をあげています。そんな、リップクリームを買えずに痛みを我慢する木曜日です。今日は少し時間に余裕があり、初めて作業場や街並みの写真を撮る事が出来ました。撮り始めると止まらなくなり、あっという間に10枚以上はシャッターをきってしまいました。明日から本番のため前夜祭のセレモニーがホテルで行われ、ニュージーランドのマオリ族によるダンス「ハカ」を見る事が出来ました。そのダンスと声の迫力に圧倒され、ここでもシャッターが止まりません。毎日ビールをいつも以上に飲んでいますが、翌日に腹を壊さなくなりました。正直、初日は腹を下しました……。2リットルのジョッキを飲めば無理もないでしょうが……

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ロトルアはすっごく濃い温泉です

新美

もう4日目。今日はダニーさんの凄さを改めて知らせる日となった。午前からアラインメント調整をするために近くのカーショップに行ったのだが、そこで何と1時間半もかかり大幅にタイムロス。さらに車検も一度で通らず色々と大変だったのだけれど、ダニーさんは僕らに対していつも笑顔で接してくれる。面白いことを言ったり誉めてくれたり、とにかくチームの雰囲気を常にいい状態にしてくれるのだ。「この人になら何を任せても大丈夫」と師匠も言っておられたけれど、まったくもってその通りだと思った。ラリー前日の今夜はウェルカムパーティー。関係者一同がホテルに集まり、改めてラリーに参加しているんだという実感を得る事ができた。ホテルのロビーにチンクエチェントのラリー仕様車があったのだけれど、何とリヤウィンドウに「I hate JAP cars」の文字が……。思わずその文字の前で写真を撮ってしまいました。明日から本番。とにかく楽しみたいと思う。

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私の隣にグリーンさん。前列の右から二人目がマリーさん。APRCオヤジトリオです

6月17日

今日は朝からシェイクダウン。4kmほどのコースを走って最後のチェックを行う。しかしながら路面が酷く荒れており、コースの後半はお腹擦りっぱなし。ラリーで使うSSと全く違うコンディションです。とりあえず走りましょうか、と今回初のラリーとなる3人&中国人の女性ジャーナリストの運転手をしました。初めてのラリー車って相当インパクトあるらしく、皆さん大いに興奮していた様子。クルマの方も問題なく、4ラップだけしてサービスに戻る。なにより気分が晴れた。昨日までクサクサしてたのは、楽しいクルマに乗っていなかったからかもしれません。されど気がかりなのが雨。13時のセレモニアルスタートの時には、もはやシトシトピッチャン状態である。雨のグラベル、一度も走ったことない。昨日も書いた通り、今回の丸刈りモンはゼッケン26番を付けた中国人のファンファン大佐(もちろん大佐じゃないと思う。いや、それ以前にきっと軍人じゃないです)に負ける事。こればかりはフタを開けてみるまでワカランっす。凄い物量作戦だし……。目標はこれまたバリバリのランエボを駆るアジパシのベテランであるマリーさんとグリーンさん。SS1をスタートすると、思ったように車速が乗らない。400mもあるストレートや、4速や5速、6速でクリアするコーナーの連続というコース。本来なら大好物なんだけれど、どうやら凄い登り坂らしい。案の定、全然タイム出ておらずガックリ。うなだれつつ登り区間と下り区間が同じくらいのSS2を走ると、なかなかいいタイムじゃないの! 比較的フラット&ツイスティなSS3なんかマリーさんとグリーンさんに迫るタイムである。ホッとしつつサービスに戻ってみたら、今日からニュージーランドスバルのサポートが受けられるようになったとのこと。これにはチーム一同大喜び! さらに! ニュージーランドスバルのサービスの人も親切で、昨日までのヘコみを全て埋められました。後はドライバーのウデだけです。

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乗せてあげてから中国チームと仲良くなり始めました

埼玉スバル/丸山

いよいよ今日からラリースタート。朝、シェイクダウンのためラリーカーの隣に乗って出発。シェイクダウンではナビ・シートに乗せて貰い一緒にテストラン。その後ワークショップへ戻る。やっぱりラリーカーは特別で、最高に楽しかった! ワークショップでは最終点検をし、クルマをジャッキダウンさせようとしたところにNZスバルのメカニックが様子を見に来てきれました。リヤキャリパーのテープを貼っているのを見て「今からキャリパーガードを作ってやるからトラックにおいで」と言われたのでトラックに行くと、お手製のキャリパーガードをプレゼントされました。しかしトラブル発生。キャリパーのボルトが緩まない。それじゃ、とスペアのキャリパーに交換。これでキャリパーテープを貼る手間が省けました。NZスバルのメカニックは優しく、本当に感動しました。そしてラリースタート。天気はあいにくの雨。チームは今のところ21位。SS別では走る毎に順位があがっているのでいい感じで行けそう。サービスパークに行ってみると何とビックリ、NZスバルのテントが自分たちのサービスだったのです! そしてNZスバルドライバーC・ウェストは今のところ3番手。そんな凄いチームのテントと並んで作業できるなんて夢のようでした。そしていよいよ国沢さんのラリーカーがテントへ。普段はクロスレンチでタイヤを外していたのだけれど、本番ではNZスバルがインパクトレンチを貸してくれました。途中ちょっとしたアクシデントがあったけど(地面が雨で緩んでおり、バランスを崩し掛けました)、それもNZスバルのメカニックが手を貸してくれて何とか無事終わりました。今日は本当に初めての経験がたくさんありました。ここでは書ききれないくらいNZスバルにお世話になり、言葉では言い表せないくらい感謝の気持ちでいっぱいです。明日はNZスバルの人に迷惑をかけないように頑張ろう!

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突如スバルのチームみたいになっちゃいました! 昨日までがウソみたいです

スティック植草

エキサイティングな本番が始まりました! 朝早く起きて、シェイクダウンと呼ばれる練習走行で何と助手席に乗せてもらい、本番さながらのコースをコ・ドライバーの目線で体験できました。その迫力たるものは「これぞラリー!」と思えるもの。ドライバーの国沢さんのウデと、インプレッサの基本性能の高さには驚かされっぱなしです。昼にはスターティングセレモニーがロトルアの中心地で行われ、あいにくの雨でしたがお祭り騒ぎです。今日も余計にシャッターを切っている、完全にハマってしまった私です。ラリーが始まってしまえば、あとは待ちの時間をどう過ごすかを考えるのが普通でしょうが、興奮している私には2時間3時間はあっという間でした。なにせニュージーランドスバルのサービステントの隣で作業できるこのラッキーたるものや、気分はハリウッドスターの隣で用を足しているかのごとくです。今日は朝からニュージーランドスバルメカニックの人達があれやこれやと手伝ってくれて、ニュージーランド人の懐の深さが計り知れました。実際のサービスでも自分たちのサービスが終わるやいなや、なんと私たちのサービスを手伝ってくれました。ジャッキアップでトラブルが発生していた時、的確にサポートしてくれるだけでなく、ツールまで貸してくれました。あの人達がいなかったらアウトでした……。感謝です。明日はミスのないようにガンバります。

新美

とうとうラリーが始まる5日目となった。ラリーは昼過ぎにスタートなので、午前中にラリーマシンの最終チェックとシェイクダウン。このシェイクダウンでは師匠の横に座り、ラリードライブを体験させてもらうことができた。いやー、楽しかった! サーキットと違い、路面は荒れているしコースの見通しも悪いのだけれど、その分スリル満点。対向車が来たらすれ違えないような狭いデコボコ道を、右に左にテールスライドさせながら駆け抜けるのは最高でした。昼過ぎ、とうとうラリー・オブ・ロトルアがスタート。様々なラリーカーをスタート地点で見送った後、サービスパークに移動し師匠の到着を待つ。到着後サービス開始。色々とトラブルがあったけれど、ニュージーランドスバルの助けもあって制限時間内に無事終了。ナイスガイ達に心から感謝です。今回のラリー参加、モータージャーナリストに向けて色々と勉強になるのはもちろんだけれど、色々な人と出会い交流できることが何より勉強になります。残り2日間、大切に、楽しく過ごしたい。

6月18日

今日も朝から雨。ただ案外気にならないものだということが判明しました。砂利道って乾いていても濡れていても滑りますから。まず140kmという長い移動をして、一つ目がかつてWRCの名物SSであると同時に、ラリーファンにとっちゃ夢みたいな存在である全長47kmの『モツ』。MOTUと書くのだけれど、マオリの人に聞いたらまさしく「モツ」という発音。海沿いから高い山の上まで昇る上、タイトコーナーの連続である。1,5トンもありアンチラグシステム(アクセルを戻してもタービンを高回転に保つ。アクセル踏んだ瞬間からレスポンスします。使ってないの私だけ)無いため不利だと解っていたが、予想以上のもどかしさでした。加えて30km過ぎくらいからダンパーすこすこ。タイヤも昨日のままなので途中からズルズルという状態。抑えてコーナーに入ってるのに滑りまくり。なんたって今回はタイヤ10本しかありません。何と47分41秒も掛かり、ファンファン大佐に17秒勝てたのみ。昨日のSS3と違うドライバーみたいでありました。それでもモツを走れた嬉しさの方が勝る。モツ終了後のサービスでタイヤを新品に交換したら、SS5と6は納得出来るタイム(アンチラグの無い分だけ遅れる、ということ)。次戦の北海道はアンチラグ付きのコンピューターにするか、それとも意地でノーマルを貫くか思案のしどころ。アンチラグを付けるとタービンが800kmくらいでダメになってしまうのだ。総合では21位と二つ順位を落としたものの、アジパシのクラスで一つ上がり7位/2ポイント圏内。また、初めて会った時はニコリともしなかった中国のチーム、昨日あたりから目が合うと笑顔を返してくれるようになってきた。明日はもっと仲良くなれそう。サービスでもニュージーランドスバルのチームと仲良く楽しくしているとのこと。最後のサービスが終わると200kmものリエゾン(移動)。バケットシートで無休憩2時間半は長いSSを走った後だけにシビれます。

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埼玉スバル/丸山

ついにラリー2日目が終了。今回のラリーも残すところあと1日。あいにくの雨模様でとっても寒かった。今日のサービスメニューは3回。1回目はオポティキという所で10分間のサービス。ここは簡単なチェックと燃料の給油のみ。2回目と3回目がマトワイという所でのサービス予定。しかしここでハプニング発生。今日はダニーさんと2人で移動したのですけれど、2回目のサービスに行く途中ラリーカーが自分たちの後ろに……。そこからはダニーさんとラリーカーの追っかけっこがスタート! こっちの車はアウトバックの2,5リッター、相手はランエボなのに何故かいい勝負の追っかけっこになっていました。それもそのはずで、ダニーさんは元ラリードライバー。優勝した事もある凄い人なのです。いやぁ面白かった。2回目のサービスではタイヤ交換とトルクチェックなど。その後無事に車を送り出せました。そして3回目のサービス。これは45分でフロントパッド・ローターの交換とライトポッドの取付、その他各部のチェック。初めは不安だったけど、まぁ何とかなったのでヨシとしましょう。しかし今日もまたNZスバルからたくさんのツールを借り、場所を借り、たくさん声を掛けてもらいました。彼等はこちらからの言葉にも必ず笑顔で応えてくれます。本当ならメカニックとしては恥ずかしい事なのかも知れないけれど、異国の地でこんなに優しくしてもらえるとは思っていませんでした。NZスバルラリーチームはドライバーを含めて本当にいいチームです。明日は遂に最終日。きっとまたNZスバルからお世話になると思うけど迷惑のかからないように、ミスのないように、そして無事国沢さんがフィニッシュできるように頑張りろう!

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45分のサービスでフロントディスクとパッドを交換しました

スティック植草

ロード・オブ・ザ・ラリー。今日はこの一言に尽きます。朝のサービスまでの道のりがだいたい140km。その道のりはまるで本当に映画の中に迷い込んでしまったかの様な素晴らしい景色で、ロード・オブ・ザ・リングそのものでした。あいにくの天気でしたが野生の如く放牧されている牛があちらこちらにいて、山の至る所に小さな地崩れがありまるでそこがホビットの村のようでした。サービスでは昨日のミスから学んだ事が生かされて、安全第一で作業が出来て無事何事無く終えられました。帰りの道はホテルまでの200kmを半分運転したのですが、ダニーさん(元ラリーチャンピオンドライバー)の後をついていくのに寿命をだいぶ縮めました。国沢さんがあの道のりをラリーカーのバケットシートにガチガチに固められながら帰ってきたと思うと、いやぁ普通のシートで良かったなぁとつくづく思います。本当にお疲れ様でした。

新美

行き140km。帰りが200km。6日目の今日はロトルアから遠く離れた場所でサービスをしなければならないため、大移動の一日となった。移動の途中気が付いたのだが、ここロトルア周辺には畑がない。いや、もちろんどこかにはあるのだろうけど、ニュージーランドに来てから一度も見ていないのだ。日本では田舎を走ると田や畑が目に入ってくるものだが、ニュージーランドでは牧草地ばかり。牛や羊がのんびりとモグモグ草を食べている。浅学の僕には何故畑などが見当たらないのかその理由は知るべくもないが(日本に帰ったら調べてみよう)、緑が多くてなんとなく落ち着いた気分になる。今日は全部で3回のサービスを行い、またまたニュージーランドスバルの助けもあって無事終了。僕にとってサービス後に無事ラリーカーを送り出せる時が一番嬉しい瞬間である。今回のラリー、外国の人達と(日本人5人、オーストラリア人3人)1つの目標に向かって頑張ることがとても楽しい。外国の人々と話す機会はあっても、四六時中一緒にいて汗水流しながら仕事を共有できる機会なんてなかなかない。まったくもって貴重な経験だ。面白いのが彼等の話す日本語。ニュージーランドスバルの人達もそうだけど、変な言葉ばかり(下ネタ多し)連発するのだ。まったくどこであんな言葉をおぼえてくるんだか……。もちろん、それを聞いて大喜びしている僕らにも問題はありますが。明日はとうとうラリー最終日。最高のチームで目一杯楽しもうと思う。

6月19日

今日は24kmと25kmのSSが2本づつ。昨日までの路面と土質が違う上、連日の雨のため滑るの何の! 加えてタイヤも減っているため、どうしようもありません。1本目のSSは全く曲がってくれない。ジャンクションで真っ直ぐ行っちゃうミスなどあり、何と今回のラリーで初めてファンファン大佐に負けちゃいました。しくし〜く。2本目のSSも下りのドロのコーナーで十分スピードを落としたつもりだったのに、ノーマルタイヤで雪道走っているみたいにカベまで滑っていく。当たったものソフトタッチだったためノーダメージ。アブなそうだな、と抑えられるのがジジイの味です。このコーナーで皆さん左サイドをヒットした模様。気になるのがリザルト。2本終わった時点でアジパシのクラス7位。後ろを見ると、ゼッケン20番のホンチュウカ選手(ずっとそう思っていたら、チー・ホン・カンさんでした)とのタイム差は心配ない感じ。これで楽しく走れます。最後のサービスでリアに虎の子ニュータイヤ。フロントは一番ミゾの残っていたタイヤに泥用のグルーブをカットして履く。するとどうよ! 1本目より道が荒れていたにも関わらず32秒速くなり、ファンファン大佐を1分35秒突き放す。アイテムさえキッチリ揃えればそれなりに速くなるということです。興味深い事にもはや24kmのSSなど長いと思えない。4本とも「あららら? もう終わり?」という感じ。最終結果は総合17位。APRCクラス7位でした。フィニッシュ後、お金持ち中国チームのマネージャーが声を掛けてきた。どんなラリーカーなのか聞かれたので「車両価格プラス150万円」と答えたら凄く驚いてる。さらに「燃料は?」と言うから「そこのダソリンスタンドで買ってる」。彼等はインプレッサがWRC用ガソリン。2台のランエボ用として航空機用ガソリン(アブガス)を使っているとのこと。日本は貧乏になった反面、楽しさの本質を考えられるようになったかもしれません。

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左からジャーナリストのシモーヌさん、ダニーさん、スバルNZのおじさま

ラリーのゴールまでチームのスタッフも緊張した日々を送る。「自分が付けたホイールのナットは緩まないだろうか?」「チェックのし忘れでリタイヤしたらどうしようか?」等々。走っているクルマが見えないだけに不安も大きい。また、コ・ドライバーの多くはお酒を断つ。それだけに終わった後の開放感たるや……。チームだけで夕食を済ませ、ホテルに戻ると(ヘッドクォーターが置かれているホテル)、早くもロビーバーはラリー関係者で盛り上がっていた。いろいろお世話になったニュージーランドスバルのチームもおり「来い来い!」という。ラリーをやっている人達は、もちろんラリーカーのポテンシャルだって知ってます。どうやら「こいつらのやってる事は面白いじゃないのか!」と思ってくれたらしい。サービスに戻って来る度、どんどん待遇良くなって行く。あまりタイした成績じゃないけれど、ゴールしてクルマから降りると、ニュージーランドスバルのみんなが並んでいて握手を求められ「良かったよ!」と言われました。同じくらいチームのメンバーに対しても「頑張ってるな!」という気持ちを持ってもらったようで、最終日はチームの全員がニュージーランドスバルチームの帽子をプレゼントされ大感激! 埼玉スバルの丸山君などは、チームウェアまで貰ってました。当然の如くバーではウチのチームもニュージーランドチームと混ざって大騒ぎ! こういった景色を見るのが何より嬉しいです。本来なら1本ずつお金を払うシステムなのに、ビール無くなりそうになるといろんな人が新しいのを置いていってくれる。今回はブッチギリで新井選手! 不運続きだった田口選手(5位)もドライブシャフト折りつつサービスまで戻れるなど、運が向き始めた様子。そしてキャロッセの柳沢選手は何とモツで4位! 結果も6位! こらもう素晴らしいとしか言いようがありません! 心おきなく飲んで寝。

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ウチのコ・ドラは人気もの。左はバリマキ選手。右端は田口選手の酔うとスケベなコ・ドラさん

埼玉スバル/丸山

遂に最終日が終了。あっという間の一週間でした。今日のサービスは特に大きな問題もなく、みんないつもより落ち着いて作業できたみたい。3回目のサービスでは特に作業はなく、ラリーカーの洗車。さすがに3日間走った後だと車はボロボロに。きれいにして送り出すと、NZスバルのみんなが拍手してくれた。さすがに嬉しかったです。右も左も分からないままNZにきて、彼らに沢山お世話になりました。最後までサポートしてくれたNZスバルに感謝です。そして国沢さん、シモーヌさん、本当にお疲れさまでした。夜はいよいよ打ち上げ。しかし、今年はパーティーはない模様。がっかりしながらホテルを出ると、外にNZスバルの面々が……。ホテルで食事するようだったので「それじゃ、後で一緒に飲もう」という事に。チームで食事した後ホテルに戻ってからは、チーム埼玉スバルとNZスバルで大騒ぎ。背中に氷を入れられるわ訳の分からないテキーラを飲まされるわでもう大変。楽しさに国境はないんだと実感できました。NZスバルの人達は皆さんいい人で、サインしてもらったりシャツをくれたりと、色々プレゼントしてもらいました。楽しい時間は瞬く間に過ぎ、いよいよお別れの時間。ダニーさんとジャーナリストのシモーヌさんと別れるのはとても悲しい。2人ともとてもいい人でした。でも、7月のラリー北海道で再会する約束をしたので、それをまた楽しみにしてこれから頑張ろう。この一週間、本当に最高だった。またこのチームで仕事ができる日を楽しみにしています。みんな本当にありがとうございました。

スティック植草

今飛行機の中です。日本に着くまでの長い時間今回の旅をふりかえり、ラリーというスポーツを通して人とのつながりの大切さが身にしみて分かりました。最終日ラリー終了後、チーム埼玉スバル全員で夕食をかねて打ち上げ。「無事終わってヨカッタね!」と、喜びの言葉があふれていました。ダニーさんもやっと安心できたらしく、今までで一番の笑顔を見せていました。夕食後、ホテルに戻って再度打ち上げパーティー。なんとニュージーランドスバルの面々が揃って遊びに来ていました。もうしっちゃかめっちゃかの大騒ぎで、バーテンのお姉さんも呆れていました。ニュージーランドスバルの人達はその大騒ぎの中に僕らを喜んで迎え入れてくれ、あっという間に酔っ払いに。ダニーさん、ジャーナリストのシモーヌさん、コ・ドラのシモーヌさんとも大騒ぎの中でお別れ。涙が溢れそうになりましたが、「次のラリーでまた会おう」をかけ声に、みんなで手を重ねたのが忘れられません。二日酔いでのフライトでしたがよく眠れ、気がつけば日本です。この一週間はあっという間に過ぎてしまいました。またどこかで彼ら素晴らしい仲間に会いたいです。お疲れさまでした。

aprc315
勝手にカクテル作っちゃってる人まで居ます

新美

早いものでもう最終日。今日のサービスは3回。2回目のサービスではマットガードが曲がって入ってくるもマシンに大きなダメージはなく、ニュージーランドスバルの人達に温かく見守られながら無事終了することができた。夜の打ち上げではニュージーランドスバルの人達と共に大宴会。ハシャイで笑って、とにかく楽しい打ち上げでした。夜中に出発しなければならなかったため、チームのメンバーとは打ち上げの中でお別れ。ダニーさんや一緒に頑張ったジャーナリストのシモーヌさんと別れるのはとても悲しかった。人と離れることで涙が流れるのなんていつぶりだろう。それくらい彼らは温かく、時に強く、人間としてカッコよかった。この一週間、毎日学ぶことが多くてとても長かった気もするし、楽しくてあっという間だった気もする。自分自身とても成長できた気もするし、でもまだまだ足りないことだらけだとも思う。とにかく濃い一週間でした。折をみてレポートにし、今回の体験をまとめてみたいと思う。このような素晴らしい体験をさせてくれた師匠に心から感謝。次はラリー北海道。オッキードッキーねー。

6月20日

今回の収穫は、パワー&車重差が出にくい比較的フラットだった『SS3』のタイム。マリーさんに0,7秒勝ち、グリーンさんの0,3秒遅れ。24,2kmもあるSSということを考えると凄い僅差じゃないの! 私を含めた3人はアジパシのジジイクラスなのだ。全体でも下に7台いる19位だったっす。次のラリーは7月23日のラリー北海道。7月16日には整備も終了し、北海道へ向け移動しなければならない。船は2週間掛かる。急がなくちゃならぬ。よってラリーカーを港のあるオークランドまで運ぶ。といっても貧乏チーム。単に自走するだけですけど……。本来なら日本のハイオク用(98オクタン以上。キャンベラでは98オクタンを使用)のコンピューターながら、ニュージーランドのハイオクって96オクタン。今回ラリーで使ったのだが、問題ありませんでした。このあたりがSTI製コンピューターの面白さ。やっぱり市販車の信頼性って凄いです。北海道でもポイントを取りたいと思う。

aprc312
よ〜し! 次は北海道だ!

・ラリー・オブ・キャンベラのDVD映像(カンガルー横断やヘリ、ジャンプ、コースアウト映像を含む全長30km/25分に渡るSS17マインシャフトノーカット版&途中でパンクした19,5km/13分のハイスピードSS4&テストコース)が準備出来ました。応援頂ける方はこちらまで。テストコースの画像はここでも御覧いただけます。53MBありますので、ブロードバンドの方でもダウンロードに30秒近く掛かるかもしれません。


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