人生の幸せ

朝からミッションの対策。とりあえず写真のような「5速&6速ゲートより右にいかない仕切り板」を追加。下側のボルトは引っ張ると抜けるように固定していないため、バックギアを使うときは仕切り板を上にズラします。これなら走行中バックギアに入れないで済む。ホントならフェラーリみたいなゲートを作りたかったのだけど……。

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最終チェックはシェイクダウンで

チェック走行はジョミティエンのビーチロードで行うのだけれど、まぁこんな感じ。今のところトラブルが次々と出ており、まるでモグラ叩きゲームの如し。予想以上にダメージを受けていたということなんだと思う。考えてみれば走行6万km。WRCに3回も出場していながら、エンジンやミッションはそのまんま。丈夫です。

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配線を変えたらエンジンは好調に

ということでレッキ2日目。ダム湖の回りの高速グラベルの2本というスケジュール。このSS、フラットなグラベルが11kmと14kmも続くという素晴らしいコース。今やこんな楽しいSSは世界中探してもないと思う。本日もお昼は小さい村にあるラーメン屋さん。大きいドンブルだったので40B(110円)なり。

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水ギョーザ風の具も入っていて美味しい

14時30分からシェイクダウン(テスト走行)を行う。待ち合わせ場所に行くと小沢さんが「左後ろのショックから音が出ています。壊れ始めているかもしれない」。どひゃ〜! 今回出ているトラブルの中のボスキャラが出てきちゃいました! ショックのスペア、持ってないし、タイじゃ用意も出来ない。

 

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ボスキャラをどうする?

走ってみると確かに左リアからコトコトという音が出ている。今までしなかった音。小沢さんによれば「やがて内部で破損すると思います」。SSの走行距離500kmくらいなら余裕で持つと言われてたんだけど。まだ270kmしか走ってないです。シェイクダウンはホントに流すだけにしておく。

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やっぱし暑いのね!

そうそう。タイは冬。先週あたりは最低気温23度。最高気温29度とかだったのに、来てみればいつもと同じ。シェイクダウン終わって気温計見たら36度でございます。シェイクダウンで4km弱のコースを4本走ったら、もはや汗でびちょびちょ。スペシャル飲料などの暑さ対策も必要。

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シェイクダウンはバッチリ! じゃないって!

「壊れたら危険なので最悪、途中で白タオル投げますから」と渋い顔をしている小沢さんに今の調子を顔で表してください、と言ったら笑いやがんの! 確かに悲観したって自体は良くならない。楽しまなくちゃ損です。サービスに戻ってとりあえず出来ることは全てやってみる、とのこと。

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人生の幸せ

帰り道、楽しそうな家族を見た。3人乗りのように見えるけれど、お母さんの顔の右に後ろを向いた赤ちゃん。そしてそして! お母さんの足の前に細い足が見えると思う。お父さんとお母さんの間に一人乗ってます。ニンゲン、病気になると健康を願うのと同じく、平凡な日々の生活こそ最も幸せだと思う。

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ということで本日の植草君の幸せ

植草君はタイで調子に乗ってる白人(ファランと呼ばれる)が大嫌い。レンタルバイクに乗ってるファランを見ると「調子コキやがって!」と必ず言う。でも本日、7歳のムスメさんから電話あって(ソンテウに乗っている写真見たらしい)、パパ調子に乗ってるね、と言われたたそうな。「オレも調子コイてる外人だった)とガックリしてました。

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One Response to “人生の幸せ”

  1. 真鍋清 より:

    下から二番目の写真はまさしく"Happiness consists in contentment."を地で行ったものだと思う。
    何を隠そう、この格言、我が母親が小生に向けて幼児期より言い続けている英語の諺だ。
    そうそう、何度も言うように「アンチ・ミニバン」派の小生、世の中ではミニバンなどという乗用車かトラックかわからない存在ばかりが売れて、普通の乗用車との間に主客逆転現象が生じて久しいことについて、経済ニュースを見てボヤいてしまった、それに対して我が母親、「結局"Happiness consists in contentment."よ」などと判ったようなことをぬかしやがる。思わず小生、苦笑してしまったことに注目していただきたい。
    そう、世にはびこるミニバン乗りにとって、ハンドリングがどうとか、排気量当たりの熱効率に劣るとか、スタイルだって乗用車らしい精悍さや見栄えと無縁で、ただの動く箱に過ぎない…..etcなんて全く考えたこともないのであって、連中にとっては「毎日の小さな幸せ」が欲しいのに尽きるのだろう。速さ?「ここは日本、100km/h制限の国、だから高速バスと同等に走りゃいいのさ」、ハンドリング?「聞いたこと無いね、遊園地やピクニックに家族揃って行ければいいのさ」、見た目の押し出し?「他人はそこまでいちいちクルマなんか見てないって、たかがクルマなのだから」、以上がミニバン乗りのホンネの典型だろう。
    ミニバン乗りの皆さん、かくもクルマという商品に対して「バスや電車に対するのと同種の期待」しか抱いていないのであり、要はそのぐらい動く箱ということなのだろう。何もクルマでなくっても電車でもバスでも十分、そんな人種たちに支えられた我が国のモータリゼーションは、成熟の一つの形なのだろうか(皮肉)。
    たとえヴィッツに乗っている時でもスキあらばエンジンを目一杯ぶん回し、排気量が倍近い欧州車に追いすがってそこに快楽の媚薬を得、もう一台のレクサスIS350では高速の追越車線でメルセデスSクラスやBMW750iLらの鼻を明かし、熱い血を燃やしている小生、そうしたスタイルがもてはやされるのはお隣り中国のようにオーバーヒートした経済成長下のバブル文化圏なのかも知れない。

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