Sタイヤとは? ダンロップDIREZZA03G

『Sタイヤ』というのを御存知だろうか。普通の人ならまず履くことはない、公道を走ることが可能なタイヤの中で最も高い性能を持つタイプである。どのくらいスゴイか? 最も柔らかいコンパウンドだと、筑波サーキットを20ラップくらい攻めたらミゾがなくなってしまうというスペシャルタイヤです。

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その代わり、普通の高性能タイヤからSタイヤに履き替えるだけで、2秒くらい速くなる! エンジンや足回りで2秒縮めようとしたら、けっこう大変なこと。タイヤだけでたやすくタイムアップするのだから驚く。ちなみにSタイヤのSは、セミスリックタイヤのS。タイヤの縦方向のミゾが無い。

私がSタイヤの威力を心底知ったのは、ターマックラリー。サーキットでの性能についちゃ認識していたけれど、滑りやすい峠道じゃ乗りにくいだけだと思っていた。なのに! Sタイヤ履いてSSを走ったら、もう目からウロコ落ちた! 速いす! スポーツタイヤと全く違う。

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それでいて扱いにくいかと言えば、そんなこともない。限界時の特性は思ったよりずっとマイルド。そらそうだ。トリッキーな特性だったらエスケープゾーンの無いラリーなんかに使えない。足回りのセッティングさえ決まってれば、ハンドル切ってアクセル踏むと面白いように曲がる。

先日の電気自動車レースで、全日本ラリーで人気のSタイヤであるダンロップのDIREZZA03Gを履いてみた。Sタイヤに限らずこのところダンロップの評価が高い。昨年のこと。最新のECOタイヤや、石油由来の原料を全く使わないというタイヤを試してたトコロ、感心しきり。

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ここにきて新興国の安タイヤに押され気味だった日本勢ながら、若干盛り返すイキオイが出てきた。Sタイヤのように本数は出ないし、その割に開発が大変だし、性能で勝っていないとむしろカッコ悪いという難しいタイヤをキッチリ作り、売るということはブランドイメージのためとても重要だと思う。

 

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