WRX S4に乗ってスープラの試乗会へ行き、多田さんと話し込む(30日)

新型スープラの公道試乗会でございます。チーフエンジニアの多田さんが居て、しばし話し込む。「今までは公表しちゃいけなかったことですが‥‥」と、BMWとの協業のスタートから、途中で破談になりそうになったことなど、興味深い内容ばかり。聞いていると多田さんじゃなければ無理だったかもしれませんね、と思う。それにしても凄いです。

今やスポーツカーのプロジェクトなど世界的に見ても超少ない。多田さんは86という世界的な評価を受けているクルマを作り、さらにスープラときた! しかもスープラはクルマの基本的なスペックからフリーハンドだったそうな。具体的に書くと「サイドシルの形状やドア開口部の広さに代表される車体骨格はボディ剛性を確保することだけを考えたんです」。

続けて「開口部は小さい方が有利ですから。その結果。乗降性の悪さはトヨタの基準に全く届いていません。趣味性の高いクルマを作ってきたBMWの基準も満たせず、こんなクルマ作ったらお客からモンク出るぞ! と言われました。まぁBMWはオープンなのでスープラより乗り降りしやすいですけど」。実際、乗降性が悪い。雨の日はサイドシルでズボン濡れます。

結果、猛烈に強いボディになったという。新型スープラにはこういった「多田さんのこだわり」が詰まってます。試乗レポートは近々「くるまのニュース」と「ベストカー6月10日売り号」で。公道で乗るとサーキットやテストコースと全く違う印象でしたね。個人的には上の写真の17インチ仕様が好ましく思う。クラシカルなスポーツカーのような雰囲気です。

GRの友山プレジデントは20インチタイヤでローダウンしたい、と言っていたが、FRスポーツカーのシルエットは1970年代のフェラーリやイギリスのスポーツカー的。考えてみたら歴代スープラってそんなクルマだった。17インチ履く490万円の『SZ』いいですね。それにしてもスープラ人気は驚くばかり! メガWebのイベントも過去最高の入場者数だったそうな。

スポーツカーの試乗会だし、そのまま土曜日に富士スピードウェイで行われるベストカーのイベントに行くため久々のWRX S4。バッテリー延命装置を付けて以降、ほとんど乗らなくてもセル一発で始動しました! 皆さん驚くのはグラベルラリーのSSを300kmくらい走っていながら車体にハネ石のキズがほとんど無いこと。とても良いコンディションです。

マジカルカーボン貼った場所です

なぜか? 横向けて走ると車体側面にジャリが当たるのだけれど、そこにハセプロのマジカルカーボンを貼った。効果ばっちり! WRX S4のハンドル握ったら、やっぱり超楽しい! 気持ちよく曲がるし! このクルマ、どう活用しようか悩み中。毎年L1(女性のラリー)で乗って貰っているけれど、それだけじゃもったいないです。ラリー入門に最高なのに!

クルマは縦転びしても大丈夫な国際格式級のロールケージだし、サスペンションもTEINの別タン2個の最上級モデル。安全に楽しめる。本来ならスポーツCVTのセットアップなど試してみたいところながら、電子的なチューニングって社外で出来る範囲の外にあります。いろんな意味でもったいない。タイから「またコッチで走らせて~」と言われてますがお金無し!

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