久しぶりの海外修行中。厳しい山道を10km歩いたら熱中症になるかと思った!

久しぶりのWRC観戦、ぢゃなかった取材修行を堪能している。木曜日は19時にポルトから120kmくらい離れた古都の市街地でスタート&SS1が行われるためレンタカーのルーテシアで移動。アップルカープレイ素晴らしく便利! 到着するとスンゴイ人! もはや欧州は新型コロナ渦が過去のことになりつつあるらしく、マスク装着率は限りなく低い。下の写真だと1人だけ。

上の写真の後方に見えるがコインブラの観光名所である旧市街。中腹まで登ってみたけれど、風情あって良い! 日本でほとんど紹介されていない観光地です。WRCの面白さの一つが「知らない街を見られること」にある。ラリーじゃない限り死ぬまで来ない場所だ。早めに到着したため2時間ほど観光、いや視察をする。暑いので冷たいビールにそっくりな水分を捕球します。

1時間くらい前にSS1の場所に行くと、もはや大混雑! 入場無料という理由だけでなく、普通に人気があるということなんだと思う。むしろ入場料を取ったらトレイを整備しなければならなくなったり、そもそも「見えないぢゃないか!」というクレームになるだろう。とはいえこれだけ多くの人がくれば地元にお金は落ちる。ホテルも満室! レストラン大賑わい。経済が潤う。

誰でも身近にラリー車の走りを見られる。日本からポルトガルに行けば、誰でもチケット無しで見られるということ。下の写真も普通に入れる場所です。久々に海外旅行するならWRC観戦などいかがだろうか。レンタカーで旅行ガイドに出ていないような地域を走り回り、通りすがりのレストランでお昼食べ、1日に2本くらいSSを見て過ごす週末はなかなか楽しいです。

金曜日は『ロウサダ』という大混雑する名物SSを避け、地元の人しか行かないようなSS8に行く。駐車場が指定されていないため行き当たりばったり。されど凄い人! SSから遙か遠くでクルマを捨てることにあいなった。気温31度。ホコリだらけの登り坂(標高差250m)を5km歩く! 白子駅から鈴鹿サーキットまで歩くような厳しい条件の観戦場所ながら、見渡す限り人人人!

老若男女あの厳しい道を歩いて来たということ。歩く以外の手段ありませんから。ちなみにクルマから往復1万5千歩/1時間半。消費カロリー740k。これまたWRCの楽しさだと私は思っている。日本でも駐車場から4kmくらい歩くような観戦場所を(その代わり極めて観戦料安く)設定したっていんじゃなかろうか。皆さんラリー車くる時間まで大騒ぎ! ビールで水分取ってる(笑)。

辛い思いして観戦場所に到着し長い時間待ってラリー車がやってくる! その走りときたら苦労を全て吹っ飛ばすようなカッコ良さです! このために遠くから見に来る価値は十分ある! 私はホコリにやられないような場所から見たけれど、元気いっぱいなら相撲で言う「砂かぶり」ならぬ「ホコリかぶり」の場所で観戦したいところ。日本はターマックですが。

土曜日はポルトの海沿いで行われたSS16を見に行く。これまたクルマ駐められた場所からSSまで4km。すでに7日間連続で1万歩をはるかに超える距離を歩いてます。いやいや素晴らしい運動になっている。嬉しいことに土曜日終わって勝田選手が3番手に付けている! 4番手ソルドとのタイム差は5.7秒で無いも同然! ワクワクドキドキの日曜日が始まります。

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