ラリージャパン 2005

riku2
陸別SS 写真/太田秀夫氏

9月25日

他のブログでいろいろ書いてるので、ここじゃ食べたものなど。ま、朝は軽くパンなど、ということでお昼から。羽田発定時なら11時30分のJALで千歳。出発直前に具合悪くなった人がおり、突如飛行機から降りたため荷物も降ろすべくディレイ。それでも追い風強く、千歳到着は13時。日本食ばかりじゃキツかろうと、トンカツ屋さん。アンさん、ダニーさんともに日本の豚肉は美味しいと評判良いのだ。私はカツ丼。久しぶりに食べたらンまかったです。陸路帯広まで移動。何食べようかと迷ってたら知人から電話あって来いとのこと。指定の居酒屋に行くと濃いメンバー揃い。結局初日から飲みまくり大会になってしまいました。ま、ラリーは明後日から。今日はいいか、と。みんな沈没であります。(25日分のらりいみちへ)

9月26日

午前中「ドキュメンテーション」と言われる書類の確認。ここでゼッケンやクレデンシャルなども貰う。そのままサービスパークに移動し、ベースの設営。ユッタリした”土地”を使えたアジパシと違い横幅5m×奥行き10mと極めて狭いスペースしか貰えない。お隣のチームに挨拶すると、皆さん良い人。狭いながらも楽しい週末を過ごせそうです。夕方、レッキカーのピックアップに行く。(26日分のらりいみちへ)

9月27日

今日は全行程およそ750km! そのウチ、ダートを400km以上走るというシビアなスケジュールである。しかも最後のSSのレッキスタート、17時45分だったりして。17時から暗くなるため、どうやら夜になりそう。といったことなど考えながらホテルを6時半に出発しレッキ1日目。一つ目のSSは8時から始まったのだけれど、予想以上に時間掛かります。徐々に遅れ始め、昼前には「このままじゃ間に合わないぞ!」。そこで陸別のSSのレッキを1回として、時間を稼ぐ。それでも最後から2個目のSSで日没。真っ暗の中、レッキする(といっても、もはや下見なんか出来ませんです)。後ろゼッケンって辛いのだ。暗くなった最後のSSのレッキ、補助灯無しじゃどうしようもありません。皆さんも辛いらしく、コースアウトしたり、パンクしたりするレッキカー続出。幸い我がFFの1,5リッターセダンは無事初日を終了。やれやれ、であります。(27日分のらりいみちへ)

9月28日

今日のレッキはお昼から。私の属すCグループ、刺身で言えばツマのようなものとあって、昨日ギッチリ詰め込み今日は半分といった感じ。走行距離も420kmと短かかったです。ちなみに昨日のレッキ、WRが属すAグループは最終が16時20分開始。ゼッケン88番までのBグループも、何とか明るい17時10分開始。私らは最後から一つ前の50kmのSSのレッキ開始が16時45分。17時から暗いので、途中から夜になっちゃいます。そして最終は17時45分開始と完全な夜。この時期の北海道、東京より1時間くらい早く暗くなります。今日レッキしたのは『パンケニコロベツ/ペンケ』という新得のSSと、三菱のテストコースの近所の短いSS。そしてスーパーSSの4カ所。驚いたのがパンケニコロベツからペンケの移動区間である。事前に「雨が降ったらFFじゃ無理!」と言われていたの、よ~く解りました。ほとんどクロスカントリー車用のコースみたいなのだ。特にガレ場のキツい登りヘアピン(というかUターンみたいにハンドルをフルに切る曲がり具合)三つは、間違いなくスタックします。それでも何とかレッキを無事終了。予算有ればフォレスターあたりがベストだと思う。チームは車検をパス。これで全ての準備は終わりました。(28日分のらりいみち)

9月29日

PCWRC以外のグループNはシェイクダウンも無いため、本日1日お休みみたいなもの。「スバルに乗る選手に来て貰うSTI主催のサイン会があるから来てくれますよね」と、日曜日までラリーカーを展示していた帯広スバルの人に聞かれたので時間を取っていたのだけれど、員数外だった様子。その変わり三菱やホンダやダンロップやジャーナリスト仲間などたくさんのお客さんがサービスへ陣中見舞いに来て頂き、ラリー&クルマ談義などたっぷり出来ました。夕方、いよいよセレモニアルスタートに向け用意。順番になってスタート台に向けゆっくり動き出すと、あららららら? ひっきりなしに「くにさわ~!」「おやかた~!」「TVみてますよ~!」「頑張れ~!」「よかったな~!」「出場おめでと~!」と声が掛かる! スタート台に乗った時点で、もはや感激しちゃいました。以後、帯広駅までの間、ず~っと応援の声、途切れず! 手を出し、皆さんとタッチしながら走る。小さい小さい手もたくさんありました。人生47年、こんなに嬉しかったことはありません。人の応援って、こんなに嬉しいものだと知らなかった。本当に嬉しかったです。声を掛けてくれた人、本当にありがとう! (29日分のらりいみち)

9月30日

いよいよ初のWRCであります!  私自身は昨日のスタートで、全て満足している。存分に楽しみます! SS1のスタート地点ではTV東京の前田さんが待っていてくれました。コメント、使って貰えるかしら? 今回から違う種類のタイヤを使うのだけれど、テストもしてない(というかテストする予算などありません)。7月以来、グラベルなど走ったことないというブッツケ本番でSSスタートですから! 慎重に走り出すと、意外に楽しい! 実は今回、STIのアンチラグ付きコンピュターが間に合ったのだ。12万5千円と、70万円するモーテックより圧倒的に安い。テストも無しだったものの、さすがメーカー純正。ポンと付けるだけなのに、しっかりアンチラグ効いてます! 何よりガラの悪いバリバリ音も無し。こら最高でしょう!

japan1

ライバルであるガマちゃん(ロシアのガマユノフ選手)はモーテックのアンチラグ入れたというので速くなっちゃうかと心配してたのだけれど、12秒もリード! 登りのコーナー続く区間だとアンチラグだけで1kmあたり1秒近く速くなったと思う。軽いスペックCのインプレッサなら、さらに1km当たり1秒近く速いそうな。気を良くして走った陸別のSSはウォータースプラッシュで景気よくジャンプ! されど思ったより飛び過ぎてしまい、ストラットの付け根が心配。次から少し抑えます。気持ちよさを残しつつ50kmのSSをスタート! するとどうよ! 10kmを越えたあたりでパンク! 細いコースのため交換する場所を探すのにペースダウンし2km近く走ってしまう。交換にたっぷり4分。飛び乗って再スタート。頑張ったものの、順位はガックリ落ちちゃいました。

930

パニやんのランサーと2ショット! 感激であります!

もう攻めまい、と心に決めて走った午後も、ほとんど同じ場所でパンク。きっと同じ尖った岩なんだと思う。タイした衝撃じゃなかったのに。1回目よりさらに多くの時間を失い、もはやドンベになったかと思いきや、それほど悪くありません。50kmのSS、パンクさえしなければ、案外乗れているみたい。そして完全に夜となったSS8。スタートしたら霧で10m先も見えぬ。ペースノート走行に慣れていないので、こうなると全然踏めなくなってしまう。至るところにクルマが落ちてるし。ギャラリーコーナーで追い付かれつつあった箕作さんに道を譲る。ギャラリーコーナー直前から霧は晴れていたのだけれど、ここからSSの終盤はホコリが凄い。追いついた箕作さんに優先権あると判断す。今年初めて後ろスタートのクルマに追いつかれたのを、ギャラリーに見られちゃいました。ちょっとしくしく。決定的に「う~ん!」だったのは2台同時スタートのスーパーSS。直線遅い事は何となく解っていたけれど、箕作さんのランサーとよ~いドンしたら、300mの直線一本で30mも離されちゃう。クラッチ減るのを覚悟し、本気でスタートしたのに。このあたりが重いスペックCじゃないボディのノーマル車の限界なのかもしれません。70kg近く軽いスペックCならなぁ~。明日は雨。経験無いので抑えて走ります。(30日分のらりいみちへ)

Mitsuhiro Kunisawa's car at SS17 of Rally Japan

日が暮れ始めたSS17。ライト点けちゃいました! 撮影/大井宏友氏

10月1日

昨日は2回のパンク等で11分くらい遅れたため、出走順がガックリ下がった。順位から行けば私の方が上だったのに、前にスターレット。ただ今日は長いSS無く、追い付く事もないでしょう。SSに行くと恐れていた雨。それでも午前はソツなくSSを5本こなし、無事終了。今回のラリーで一番イヤだった超高速&コーションやスリッピーだらけの『メナン』(SS14と20。ビビッたら絶対タイムでない)もけっこう楽しめました。しかし! 同じSSをもう一度づつ走る午後が凄かった! 全然コースコンディションが違うのだ! 路面コンディション酷過ぎ! スタート早々パンクであります。今回は硬い何かを踏み、車体全体が響くくらいの衝撃受けたのですぐパンクを覚悟しました。短いSSだったため、そのままペース落としてゴール。1分失う。はぁはぁいいながらタイヤ交換。

riku1

いい写真であります! 写真/太田秀夫氏

続くSSではギャラリーステージでハーフスピン。今回唯一のハーフスピンをお客さんの前で見せられて幸せであります。誰もいないところでやっても、喜ぶ人はいないですから。唯一レグ2の「楽しかった!」は続くSS18。1回しか走らないため路面コンディションよく、思い切り走れた。ただ登り坂だったため、タイムは出ません。徐々に嫌いじゃなくなってきた陸別のSSをこなし、いよいよ今回最も難しい『メナン』の2回目。ここ、昼間だって高速で滑るのに夜ときた。順番待ちしてたら「スタートディレイ」の連絡。どうやら何台かコースアウトしてるらしい。そのまま20分経過。こらキャンセルだろう、とリラックスしちゃいました。案の定キャンセルである。SSを通過すると、3台クラッシュ。いずれもダメージ大きくなく一安心。シメのスーパーSSはスターレットが相手。ひたすら滑らせ、存分に楽しみました。(10月1日のらりいみちへ)

9302

リエゾンで手を振ってくれる人もたくさんいました

10月2日

レグ3は登り坂の『パンケニコロベツ』と下り坂の『ペンケ』を2本ずつ。そして昼のスーパーSSであります。今日のスタート順は、前がオーストラリアのラリー選手権チャンピオンだったベテラン山口選手。後ろに元気一杯の若手、山田君である。二人とも前日までにリタイアしたため、遅いスタート順になってしまった。山田君は私より速いため、距離のあるペンケは追いつかれる可能性大。とりあえず「ハイビーム点けてね。私が気づいたらハザード出すから。安全を確保出来る場所で譲るよ」という追いつかれた時の約束をしておく。1本目は重い私のクルマにとって厳しい、ずっと登りの『パンケニコロベツ』。ただ路面状況は悪くないので踏んでいけます。ガマちゃんとのディスタンスを16秒8縮める。総合45位。2本目のペンケは滑りやすいためアンチラグを切ってスタート。何たって下りが続き、スピードも強烈! 幸い山田君に追いつかれなかった、と思ったらパンクしちゃったとのこと。一度サービスに戻り、3本目のスーパーSS。これまで夜の視力に衰えのある「親父目」のため全然見えなかったけれど、やっとどんなコースか解りました。相変わらずヨ~イドンの直線300mで1秒近く引き離されるも、とりあえず踏んで行くと楽しい楽しい! ジャンプも踏切を100kmとし、少しだけ飛んでみる。結果、N4クラス25位。前後は本格的なラリー車ばかり! 軽いスペックCなら、直線だけで2秒は速くなると思う(クラス順位は10番手くらい上がります)。少しづつ上達してきました。そしてラス2のパンケ。スタートすると1本目と全然路面が違う! 至るトコロにギャップ! 2回もパンクかサスペンションダメージを受けてもおかしくない決定的な衝撃を喰らう。ソルベルグがコースアウトしてる。可哀想に。されど私は生き残り、ガマちゃんとの差をさらに36秒詰められた。総合41番手に浮上。そして最後のSS。抑えつつも、逃げずに走ったらガマちゃん抜きました! 総合36位。驚くべき事にクラス22位だって! やっとグラベルの運転が解ってきたらオシマイだって。残念! 嬉しいことにフィニッシュ台で素晴らしい声援を頂きました。国沢光宏も私のラリーカーも本当に幸せです! (10月2日のらりいみちへ)

夜、例によって厳しい宴会。どこのチームもラリー終わった時の開放感は大きい。2次会をカラオケ屋さんでやっていると、隣の部屋にフォードとスズキのチームの外国人クルーが。コッチのカベをドンドン叩くので乱入! そしたら向こうもコッチの部屋に来て大騒ぎ。やがて廊下で自転車に乗って便所のドアに衝突したり、なぜか自転車でタイヤ交換のマネごとし始めたりとぐちゃぐちゃ。3時まで飲んでふらふら。

10月3日

昼過ぎまでサホロにあるテストコースにおいてJWRC仕様のスズキ・スイフトの同乗走行。P・G・アンダーソンとG・ウィルクス両方に乗せて貰う。感じること多し! 次号のCT誌で印象をレポートします。同じ頃、チームは車両保管からラリー車を引き取り、自走で苫小牧へ。WRCに出て中位の成績を残し、自走して帰れるんだからインプレッサって凄いと思う。ブレーキのマスターバックを活かしてあるため、その気になれば奥さんがお買い物の行くことだって可能である。道中&フェリーで目立ったとのこと。私は帯広16時25分発のJAL。驚いたことに手荷物検査が出発時間までに終わらず、20分もディレイ。満席なのにトロトロやってるんだもの。しかも時間的に厳しくなった最後の方は、いい加減なチェック。酷いものであります。さすがに疲れてグッタリ。

1003

10月4日

ダニーさんとオーストラリアでジャーナリストの仕事をしているコ・ドラのアンちゃんとシモーヌさんを迎えに行きSTIの取材。海外のラリーファンにとってみると、三鷹はフェラーリのモデナのようなもの。聖地なのだ。あまり自慢できる建物じゃないということでSTIは「イメージダウンにならなければいいですけれど」と言うが、とっても喜んでました。新宿に寄って買い物。夕方の成田EXPに乗って帰国の途へ。やっとラリージャパンも終わりました! ちなみに今シーズン使ったインプレッサ、交換した消耗部品は前後のバンパー1本づつと、フロントのロアアーム、タービン、リアのドライブシャフト、フロントサブフレーム、リアのクロスメンバー、ダンパー1セット、フロントブレーキローター4セット(パッド7セット)。リアローター1セット(パッド3セット)のみ。これで国際ラリー4戦と国内ラリー1戦分であります。ちなみにSS走行距離1150km。1戦あたりのSS距離50km程度の国内ラリーだけなら23戦分に匹敵する。凄い耐久性です!

以下、出場したチームやファンの方のWebサイトなどです!

カッコいいプジョー206の島田勝正/北原寛典組

リンク希望の方はメール下さい!

WRC JAPANマイとかち/支援実行委員会
レグ1陸別情報/レグ2足寄情報/レグ3新得情報

DUNLOP


コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ