1月3日

このところフネはクルマに次ぐ趣味となってきた。何が楽しいのか? 簡単に言えば、昭和30年代のクルマのようなギョウカイなのだ。例えば免許。私は岸から5カイリまでの海域で5トン未満のフネしか乗れない『4級』という免許を取得したのだけれど、いつの間に20トン未満という巨大なフネまで操船出来るようになっている。途中、1日の受講&筆記試験で航行区域無制限の1級にグレードアップ。水上バイク用の免許も自動的に付いてきた。警察もプライドを持っている。おそらく取り締まり件数のノルマなど無いのだろう。違反を摘発するというより、事故を防止しようとしているように見えます。警察嫌いの私でさえ水上警察官には敬意を持っているほど。警察自身「管轄の水域で落水事故の通報を受けたら20分で助けに行くから、救命胴衣など付けて頑張って欲しい」などと言ってるほど。庶民の怒りを買うような交通取り締まりをやってる警察官にツメの垢を煎じて飲ましてやりたい。フネのユーザーとメーカーの営業マンとの関係や、フネの評価も昭和30年代風。例えばトヨタのフネに乗っていると「どこから買った?」でなく「誰から買った?」。メディアの試乗レポートも、高額なフネだと大半が「誰かの所有艇を好意でお借りする」というシステム。また、フネの説明をする側の人間が開発チームから遠い場所にいるため、フネの本当の実力を解っている人はほとんと存在しない。ユーザー側の評価も基本的に武勇伝ベースです。だからイケない、というのでなく、だから面白いのだ。おそらく昭和30年代にクルマを持っていた人は、いろんな意味で人生楽しめたと思います。そんなフネの面白さを少しでも紹介できたらいいな、と考え『Boat.net』なるWebを立ち上げた次第。フネのWeb、儲からないため皆無に近い。手探り状態ながら、継続こそチカラの精神で続けていきたい。夜、初滑りをすべく湯沢に向かう。

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