中華太陽光パネル続々破綻へ
中国の太陽光発電パネルメーカーが続々と破綻している。世界的な需要を受け雨後の竹の子のように乱立した中国の太陽光発電パネルメーカーながら、ドイツの高値買い取り中止を皮切りに需要激減。今や完全に供給過多に陥ってしまった。買いたたかれた結果、資金繰り出来なくなったワケ。
同じことが日本でも進んでいる。九州電力が商用ソーラー発電からの電力買い取りを止めるや、多くの電力会社も追随。大規模な太陽光発電施設は今後採算取れない。一方、日本でも太陽光発電パネルの生産能力は需要を上回ってしまってます。キビシイ生き残りが始まると思う。
ただ生き延びる方法もある。電力を売らないで自宅で使えばいいのだ。1kW程度の発電能力であれば、自宅で昼間使う分の大半の電力をカバーできる。そして「夜に安い電力料金」に切り替えればOK。昼間の電力を買うと1kWあたり34、5円。太陽光の電力が1kwあたり34.5円になります。
1kWのソーラーパネルが年間に作る電力は1100kWh程度。3万8千円分だ。1kWのソーラー発電セットが30万円を切れば、必ず需要あると考えます。アメリカで開発中と言われるプラグインソーラー(コンセントに差し込むだけで家の電力をカバーするシステム)は15万円程度が目標とか。
「夜に安い電力料金」だと1kW=12、4円。この電力で電気自動車の充電を行うと、リーフなら100km走って177円。プリウスだって760円掛かる。やはり戸建て住宅の人なら太陽光発電+電気自動車の組み合わせが最も環境に優しく、かつリーズナブルだと考える。
おっと結論です。供給過多のソーラーパネルは使い道を考えなくてはならない。となればプラグインソーラーしかありません。そう遠くない将来、誰でも簡単に設置できる小規模の太陽光発電システムが当たり前になることだろう。小型ならマンションのベランダにも設置できます。
<おすすめ記事>