セリアル番号無しの偽タイヤに注意!

アメリカで偽タイヤが出回り始めているという。タイヤは同じように見えるため、各国で協定を結びキチンと検査を受けた製品(社内基準の場合も民間車検場のような扱い)しか流通しないようになっている。認定を受けているという証明がタイヤの横に入っている生産工場と生産月の刻印だ。

しかし! 最近工場と生産月の入っていないタイヤがあるのだという。アメリカでは「フェイク」(偽物)と位置付け、注意喚起を始めた。実際、パンクしやすいなどという状況が出ているそうな。だとしたら心配である。高速道路などでバーストしたら命に関わる。したがって、そうならないよう品質管理されてます。

承認されていないタイヤでバースト事故などに会ったらどうか? 泣き寝入りしなければならない。ちなみに承認されているタイヤであり、なおかつ正常に使われているタイヤでバーストしたりすれば、キチンと検査され、問題あったら賠償も受けられる。承認されているタイヤならまず起きない。

そもそも一定のクオリティが無いから未承認タイヤなのだ。あまりに安い聞いたことも無いブランドのタイヤを買ったなら、まず工場番号と生産日をチェックしてみて頂きたい。入っていなければ極めて怪しい。ちなみに工場番号は『セリアル』と呼ばれているタイヤ番号の最初に表示される。

たいていのタイヤは「DOT」の後に4ケタのアルファベットまたは数字が続くけれど、工場番号はその最初の2ケタ。ヨコハマの新城工場なら『FD』。ブリヂストンの小平工場だと『EM』といった具合。続いて生産月の表示になるのだが、偽物タイヤはこいつも刻印されていないらしい。

もちろん中国製の格安タイヤも今までテストしたのは全て刻印入り。偽タイヤが日本に入ってきてるかどうかは不明。今のところ入っていないと思う。念の為、格安タイヤを買ったなら、とりあえずセリアルを見て頂きたい。刻印の無いタイヤは偽物です。使わないことをすすめておく。

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