リーフ、アメリカで好調!
本日もリーフの話題。アメリカで早期予約を開始を始めたトコロ、あっという間に1万台近いオーダーを受けたそうな。価格を見てビックリ! 何と政府の補助金無しで3万2780ドル(約301万円)だって! リーフ、ベーシックグレードでもナビを含むフル装備状態。シビックより80万円くらいしか高くない。
アメリカも電気は安価なので、80万円の価格差は10万マイル(16万km)走れば完全にモトが取れてしまう。実際に買うとなれば7500ドルの補助金を受けられるため、こうなるとシビックの10万円高。2万マイル(3万2千km)走ればリーフの方が実質的に安いと言うことになります。
さらにカリフォルニア州やジョージア州(東海岸)などは5千ドルの税控除などを受けられるという。こうなると新車時からガソリン車より安い。広大なアメリカながら、通勤に使う距離は往復80マイル以内(128km)が80%以上を占めるそうな。航続距離160kmのリーフで全く問題ない人が50%以上居ると思う。
特に航続距離を大幅に縮めてしまうヒーター(暖房)のニーズの少ない南カリフォルニアなどは電気自動車のための地域みたいなもの。ここで人気となれば、年間2〜3万台など軽く売れるに違いない。初期受注と発表されたリーフの価格を見て、おそらくトヨタとホンダはショックを受けているに違いない。
昨日も書いた通り、日産NECのバッテリー、安価なのだ。特にトヨタは日産のNECのバッテリーの権利を捨てただけに(スバルが持っていたのを手放させた)、悔しさはヒトシオかと。未だに電気自動車を完全否定する人は少なくないけれど、電気自動車は爆発的に普及する可能性が出てきたと考えます。
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いやはや、すごいことになりましたね!というのが正直な感想です。
トヨタやホンダなどがハイブリッドのコンポーネンツを流用すれば同じレベルの車両を作ることは可能ですが、あくまで電池を抜いた車両本体だけの話です。
欧州メーカーは車両本体すらまだ安くは作れないと思います。
しかし、日産はそれをほぼ克服してしまったのですから、圧倒的でしょう。
EVほど簡単で、難しい技術はなかなかないです。
本気でEVを作る会社と、ハイブリッドが作れないからとかZEV規制に通すためとかでEVを作る会社は明確に区別して見るべきだと思います。
評論家の皆さんも、EVに対する目を養っていかないと、厳しい時代なのかもしれませんね。
アメリカは一部大都市を除いては、戸建住まいが多いですからね。
日本とは普及の可能性が違います。
しかし、日本はいやが応でもEVを普及させなければなりません。
多分、我々が想像している以上に、今後のガソリン事情は深刻になるでしょう。
枯渇ではなく、国同士による利権の奪い合いという意味でです。
そうなってから慌てても遅いのです。
EVの普及に関してはお上も前向きのようだし、
意外に政治家達もオタンコでは無いかも知れませんよ。
ご指摘の通りで南カリフォルニアは温暖で暖房もそれほど必要性が高くないので、リーフはかなり売れるでしょう。(LAの北西部に3年ちょっとほど住んでいたことがあるので良く分かります。)
同様に温暖な気候の地域としては、アリゾナ州の南半分、テキサス州の南部の方〜フロリダ州まであります。
ただ、住民の意識などからするとやっぱりカリフォルニアがダントツでしょう。それに、気候ではちょっと冷涼になりますが、オレゴン、ワシントンの両州。
実は、カリフォルニア、オレゴン、ワシントン、アリゾナ、それに日産の工場のあるテネシー州では The EV Project というEV普及プロジェクトが予定されていて、まず4700台のリーフを充電インフラと共に普及させるという構想が着々と進んでいます。
公式サイト(英語) → http://www.theevproject.com/
なので、1万台の内の半分はそのプロジェクト関連かと思われますが、それ以外にも5千台もあるというのは、やはり凄いですね。
ゴーン社長の強気は、単なる大風呂敷では無かったということになりそうです。
http://www.autocar.co.uk/News/NewsArticle/AllCars/249699/
英国での価格。数とともにコストが下がり、初年度でトントン、基本利益予定してる、ということらしいです。
欧州はガソリンが高いから、燃費の安さは多分魅力。