自分のリーフで競技! スンゴク楽しい(26日)
昨晩はいすみの喜多見さんのトコロで打ち合わせしたのだけれど、情けないことに連日の早起きと締め切りプレッシャーに打ち勝つだけの練習が足りず、般若湯修行パート2の途中で夢の国に行ってしまいました。今日も早起きし、河岸を袖ケ浦サーキットに移して全日本電気自動車レース。
昨日に続きノーマル車&ライセンス無しで出場可能な競技であります。前回はフィットEVで出場。クルマは良かったのに、手配が間に合わずECOタイヤで走ることになってしまい惨敗! やっぱりSタイヤじゃないと勝負ならない。今回は全日本ラリーなどでも大暴れしているダンロップをチョイスしました。
皆さんと同じ225の17インチだと妙味薄い。そこで転がり抵抗とグリップのバランスを考え205の16インチをセレクトする。電気を節約し、終盤で勝負を仕掛けようという作戦だ。ちなみに私のリーフはニスモの足回りキットをネオチューンしただけ。ホイールも前期型リーフの純正16インチである。普段はカンペキな街乗り用。
予選はタイム残すため1ラップだけ走る。何ラップかすると電池温度上がってしまうからだ。インラップでタイヤ暖め、アタックラップといった具合。結果、10台出ているリーフクラスの3番手。1位は車重が200kgくらい軽い車両なので手は届かない。2番手のレーサー鹿島さんの車両は225タイヤ+サスペンション+ニスモのスポーツPCです。
コーナーは225タイヤの方がずっと有利なので予選届かず。逆に205タイヤながら、思ったよりイケるな、と思う。電費についちゃ全くデータ無く、こらもう本番で結果を見るしかありません。リーフを持っていれば、足回りとSタイヤだけで袖ケ浦サーキットを1分27秒で走れるんだからタイしたもんです。
サーキットで原稿書き
レース本番はいつも通り競輪のような展開。周囲の状況を見ながらの番手争いである。予選3番手だったものの、後ろから元気よく走ってくるリーフが居たため前に出す。序盤でアクセル踏んぢゃアカンですから。さらにもう一台前に出ようとしているので譲る。何と9台のリーフが一本棒だ。競輪ファンなら、この戦いで良い作戦を知ってる?
中盤まで5番手で周回を重ねる。やがて1台逃げ切りを決めようとする! 私は6番手に。ただ一本棒はバラけ乱戦に。この混乱に乗じてちゃかり3台抜いて3番手へ。そろそろ終盤の叩き合いでございます。されどスパートには早い。再び2台を前に出し、最後の調整。動き出したのは残り5ラップから。ペース上がったため少し膨らんだ一台をパス。
続いてもう一台を狙うも、ここで205の限界が出てしまう。コーナリングスピードで225に勝てないのだった。それでもプッシュしてたら、はやり焦ったのか前のヒトがコーナーで膨らむ。そんな美味しい御馳走を見逃すハズもなくパスして3位に。ただコーナリングスピードは依然不利。残り2ラップ。ジツは電費もヒジョウに厳しい。
ということでゴメンなさい。少しホンキになってしまいました。コーナーのラインを微妙にコントロールし、飛び込みで後続車にたくさん減速していただき、こちらはスッと逃げるという走り方。これをやられるとパワー差あっても抜けません。だからF1だってイッキに2秒くらいラップ落ちる。
なんとか逃げ切り3番手。チェッカー受けた時点で電池残量ほぼ無し。すでにセーブモードに入ってしまい、コストレートに戻れないほどキッチリ使い切りました。終了後、急速充電器に繋いだら残量1%! いつ止まってもおかしくなかったと思う。ここまで使い切ったら本望でしょう。残すようじゃ勝負にならん。
ということで225か235あたりをチョイスしたなら200kg軽い72号車には届かないものの、電気自動車レース4シーズン目のレーサー鹿島さんと良いバトルが出来るんじゃないかと思う。いずれにしろ凄く楽しかった! 最後はホンキで走れたし。これだけ気軽に本格的な競技を楽しめるなら素晴らしい。
もちろん表彰台を狙わなければ自分のペースでサーキットを楽しめます。リーフを持っている方はぜひとも一度出場してみたらいかがろうか? 今回も免許取り立ての女の子がリーフで出場しており、面白かったとのこと。昨日のグリーンカップと並び、参加型モータースポーツの2トップだと思います。
<おすすめ記事>