セレモニアルスタートは何とファーストカー!(21日)
トリアーにある世界遺産の『モンテネグロ』の前にあるメインストリートで行われた昨晩のスタートは驚くしかありませんでした! 様々なセレモニーの後、何とファーストカーとして壇上に上げて頂いたのでございます。自動車王国ドイツで行われるWRCで日本人の乗る日本車が最初にスタートするというのだから信じられない。
スタート台から降り人垣の中を閑静浴びハイタッチしながら何百mも走る! ラリー好きとしちゃこのまま天国に逝っちゃっても悔い無し! 素晴らしい動画あるので近々紹介できると思います。次世代のパワーユニットの最有力候補の一つである燃料電池の競技車両、本来ならベンツとかVWがやりたかったことだと思う。
そしてデイ1。快晴! 本日の担当は午前がSS1とSS3。午後SS6とSS8です。全てのSSを1回づつ走る。SS1は丘陵地帯のコース。もちろん可能な限り攻める! 私としちゃ加速が1,4リッター級くらいということもあり、あまり速さを見せられないですね、と思っていたら、そうでもないようだ。SSで見ていた人は皆さん「攻めてるね!」。
コースサイドで写真を撮っていた日本人のカメラマンが評判いいですよ、と教えてくれました。実際、動画見たら、けっこう頑張れている! しかも コースクローズドになって1号車だから、皆さん速さに慣れていない。といった意味でも素晴らしいスタート順だと考えます。ブドウ畑のSS3も攻めたらフルボトムしてフロアも何回も擦った。
最も大切なスタックの下側はラリーカーもかくやと思うほどの強いカーボンコンポジットのアンダーガードが付いているため問題ないと聞いてます。それでも用心のためチェックしてみたが、確かに樹脂製のアンダーガードしかダメージ無し。なんたって貧乏チームだからして、スペア部品はダンパー4本のみ。したがって軽いコースアウトすら出来ぬ。
とはいえ走りを抑えられるほどアタマ良くない。もの凄い数のギャラリーがいるのだ。せっかくミライを見て貰うんだから楽しませたい。そんなこんなで午後も攻めちゃいました。2走目は午前中のSSでコース大荒れ! 表面が全てジャリになっているコーナーで飛び出そうそうになる。アブないっす! されど何とか完走! 何とか生き延びました。
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