JAF年間表彰式から呼び出しを受ける。なんだ?(27日)
昼過ぎまで浦賀のヴェラシスマリーナでボート・オブ・ザ・イヤーの試乗会。ところが西北西からの超爆風のため出港停止でございます。海を見ると荒れまくってる。こんな日に22~24フィートのフネで出たら、どうなるかワカラン。いや、50フィートのフネもあったけれど、これだって木の葉です。フネの写真を掲載すると遊んでいる体になるため、自粛します。
帰宅し、着替えてJAFの年間表彰式へ。何と! 新城ラリーで2位になったおかげで、タナボタの年間ランキング4位になってしまったのである。これには深い理由あります。JAFはなぜか2013年からロータリーエンジンに係数を掛けなかった。したがって本来なら2000cc級になるハズのRX-8はそのままの排気量である1400cc以下の『JN1』クラスになってしまう。
当然ながらそれまで出場していた1400cc以下のクルマは皆さんアホらしくなり、他のクラスに逃げ出すことに。かくしてRX-8しか残らず、さらにマツダが全く熱心でないためRX-8の参加台数も増えなかった。加えて今年3回行われたジャリ道のラリーはRX-8だと走れないから(ブレーキサイズやサスペンションが合わない)、何とクラス成立したのは今年3戦のみ。
さて。電気自動車や燃料電池車は『AE』という車両規則が適用されJN1クラスに属す。新城ラリーで2位に入ったため10ポイント稼ぎ、これで年間4位になってしまったのである。喜多見さんも開幕戦にRX-8で出場して2位。デイポイント1点を貰っているため合計11ポイントで年間3位! さらに喜多見+国沢のコ・ドラである木原さんは21ポイント稼ぎコ・ドラ部門年間2位!
おそらくJAFの全日本戦始まって以来の珍事だと思う。いずれにしろ燃料電池車の最初の記録としちゃ素晴らしい! 30年経てば皆さん忘れてる。後世で記録を探したなら、2015年にミライが燃料電池車として初めてFIA管理下の公式戦に出場して2位となり、年間ランキングでも4位になったことだけは残ってます。ちなみに年間表彰式、ギョウカイでは私だけでした。
いろんな人からミライのことを聞かれた。多くの人がトヨタからの強力なバックアップを受けていると思っているらしい。そう見えているなら本望だ! だってトヨタがバックアップしたのと同じレベルの車両を独自に作れ、体制を整え、相応の結果を残したということですから。実態は私がシコシコ準備し、喜多見さんが一人でシコシコ車両作り、小さいチームで頑張ったのみ。
全員手弁当やボランティア。なのに皆さん私らのチームがお金持ちだと思ってくれたりするから素晴らしい! リーフを全日本ラリーで走らせた時もそうでした。『武士は食わねど高楊枝』を実践した気分でございますね。派手なミライは私のガレージにあり、いつでも乗れ(こいつは水素ステーションの都合によるモノが大きい。しくしく)、何にでも使える。
いや少しカッコ付けちゃいました。真実は「こんなクルマにしちゃってどうするの!」と家人に怒られてます。
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