国のITS全く役立たず。通れる道の情報はホンダなどが提供

ホンダなどがプローブ情報をベースにした「走れた道」の情報を提供し、GoogleやYaooが地図に上乗せして情報を提供してる。地図を見ると、南阿蘇近辺の「走れない道」の状況を明確に確認出来ます。なるほど物資を届けられない地域が出てしまっている様子。こういった場所に物資を届けようとすれば、ヘリコプターに頼るしかないのだけれど‥‥。

Googleの地図

もちろん自衛隊にも輸送能力持つヘリは多数ある。自衛隊にも海上保安庁にも、荒天の中、ピンポイントでホバリング出来る素晴らしい技術持つパイロットがいます。なのに現状を見てると有効利用しているように思えない。案の定、17日の夕方から米軍のオスプレイなどの協力を得るという。ここが日記で書いた「ヘリの運用は除く」と書いた理由。

水だってCH47を一回飛ばせば、余裕で10トン(2リッター配るとして5000人)運べる。UH-1のように小回り効くヘリですら1,7トン積めるから同850人分運べます。しかも通行できない範囲は東日本地震の時より圧倒的に狭いため、オスプレイのような高速/長航続距離を特徴とする機材など不要。物資不足など瞬時に解決出来る能力を持つ。

詳しい事情は私にも分からない。東日本大地震を機に「物資輸送のため勝手に着陸してはならない」という規制が大きく改訂されたと聞いているけれど、それでも出来ないようなのだ。世界TOPクラスの装備を持っている国なのに、災害の度に「物資が足りない」という報道を見るのは理解出来ない。国や地方の役人にヤル気があるのか理解に苦しむ。

文頭の「通れる道」の情報も同じ。驚くべきことに国交省など税金を投入して行っているITSは何の役にもたっておらず。むしろ民間に様々な規制を掛け、ジャマばかりしている。今回の震災で役立つ情報を出してるの、民間だけなのだった。私のWebを読んで頂けているようなヒトなら、イザという時、国に頼らないで済むような準備や用意をしてますね。

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