高齢者問題
スポニチのWebでも紹介されているけれど、自転車で通学中の男女3人をハネ飛ばし、そのまま走りさるという事故が愛知県で起きた。運転していた83歳のドライバーは、人をハネたという認識を全く持っていないという。ウソをついている可能性もあるけれど、おそらく認知症のスポットに入っている状態だったろう。
私の同業の先輩方も、こういった状況が出始めている。ドアミラー無くなってるのに「私は知らない」。しかもウソをついているように見えないのだという。以前この話を聞いた際、調べてみたら「ブツかったことを覚えていない」という事例の多さは80歳以上の高齢ドライバーに共通するのだという。困ったモンだ。
自ら運転を止める、という判断すら出来なくなっている。すでに高齢ドライバーが起こす事故は明確に増加し始めているけれど、今後無視出来ないようになってくること間違いなし。こういったドライバーと、昨日のTOPで書いたような無謀運転自転車が出くわせば、どうなるか予想するまでもない。どちらも不幸です。
ここでも回答の一つになるのが、認知症を意識した運転環境技術である。エンジンを掛ける際、4ケタの簡単なコードでいいから番号を押すようにするとか、CCDカメラを使い一方通行を逆行しそうになったらアクセルを閉じ、軽いブレーキ掛けるなんて有効。同じく一時停止や赤信号でもこの制御は使えることだろう。
すでにボルボV40のCCDカメラは制限速度表示を読み、メーターパネル内に表示してくれる。赤信号や一時停止、一方通行の標識を読むことなど難しくない。もちろん歩行者や自転車を感知しての自動ブレーキ制御だって可能だ。国交省と公安委員会が動き始めるのは今だと考えます。
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新聞の記事を見る限り自転車の高校生は『右脚の擦り傷』とのコトなので逆送はしていなかったと想像できます。「ガードレールにぶつかった」と言うのがいかにも嘘くさくもありますが年齢的には認知症を疑えないです。
今や高齢者といえど免許証無しでは生活出来ないという現実もありますが(特に地方では)、その反面高齢者は認知症の自覚を持てないので認知症の人には機械的に運転させないシステムが求められると思います。