トヨタWRカーのテストからラトバラ素敵~(14日)
いやいや旅の空です。昨日ニースの空港駅前ホテルに着いて部屋に入ったのは23時。そして今日は7時出発で500km先の目的地めざしクルマで出発! カンヌ、マルセイユとコートダジュールの有名観光地を通過するも、暗いし霧だしで、どこを走っているのか全く解らない。途中、SAで休憩するもコーヒー頼んだらマズい。ラリーは取材であっても厳しい修行です。
いろんなメーカーがテストで使うトゥールーズ近郊のテストコースは、公道を通行制限して行われていた。早速午後のテスト走行が始まるというのでコースサイドへ。なるほどモンテカルロラリーのコースに似ているアップダウンの多いつづら折りの道でございます。着いてすぐ、今年までのWRカーよりひときわ音量の高いエンジン音が山々にこだましてくる。来ましたね!
近隣の住民はテスト行うことを知っており、上の写真のような感じ。このコーナーはけっこうギリで見られます。下は違うコーナーで山に少し登って取材。肝心のヤリスWRカーだけれど、失礼ながら「当面厳しいんじゃないの?」という”逆期待”を裏切り、なかなか良い感じである。驚いた! キチンとラリーカーの走りになっている! もちろん戦闘能力についちゃ全く不明。
比べるモノがないですから。加えてアンダーステアで苦しんでいる感じ。まぁできたてなので仕方ない。むしろ「よくぞ間に合わせた!」という気持ちの方が大きかった。7月時点で「間に合わないのではないか?」と言われ、9月のパリサロンに出展されたWRカーも「あれじゃ厳しいでしょ」だったのに、今回走らせているクルマは全くの別物でした。相当頑張ったんだろう。
日本から来ているメディアを夜ご飯に誘ってくれたので行ったら、何とラトバラ選手! 昨日ヘルシンキで日本の人たちとあまり話ができなかったので、と来てくれたのだった。トヨタ車を4台(初代86とST165とST205、カローラWRカー)。ランエボを2台持っているという日本車好き。これから3年以上はTOPクラスの走りを見せてくれると思う。できれば長くトヨタで走って欲しいです。
ホテルに付いたら今日も23時。日本時間だと朝7時。時差ぼけが厳しいす! 明日の朝の飛行機でエアバスの本拠地であるツゥールーズを出て日本に帰ります。
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