補修用タイヤは日本勢崖っぷちに(29日)
所用あってイエローハットとコストコに行ったら驚いた! イエローハットでの「スゴイね!」は19インチホイールとタイヤのセットで10万円を切ってること。19インチタイヤと言えば「高い!」としか思っていなかったっす! その後、調べてみて2度ビックリ! 今や最安値の19インチタイヤは『トライアングル』製の215/35R19(プリウスやヴォクシー用)で1930円!
ナンカンで9000円。ハンコック10000円。続いてグッドイヤー、ニットー(トーヨーの輸出ブランド)などが13000円。ヨコハマが22000円。ヴェルファイア用の19インチタイヤも同じような展開。もはや日本のメーカーは価格だと勝負出来ない。品質面で納得出来るコンチネンタルやピレリも日本勢より安くなってきており、なかなか厳しい状況である。
もっと「う~ん!」なのはスクーター用タイヤ。すでに日本製や日本ブランドのタイヤなど在庫していない。全て海外ブランドで、大半は聞いたこと無い。まぁ私が知らないだけだと思いますけど。おそらくスクーター用タイヤはコスパで海外ブランドに負けてしまった、ということ。クルマ通といわれる皆さんが安価な海外新興ブランドのタイヤ買う日も近い?
コストコに行ったら有機ELのテレビが安くて驚く。55インチで26万円くらいになっていた。といっても未だ価格競争力のある有機ELのテレビ出してるのはLGだけ。日本勢は技術力とコストを理由に相次いで有機ELの開発を断念している。有機ELのテレビを販売する予定のパナソニックなどLGからパネルを買って作るという。有機ELは負けたのだ。
2019年くらいになると中国のメーカーが有機ELのテレビを出してくると言われている。液晶より圧倒的に薄く、当然ながら軽い。消費電力は現時点でこそ液晶に届いていないが、熟成してくれば少なくなるだろう。飛行機で言えばジェットエンジンの黎明期の如し。完成の域に達したピストンエンジンに勝てないブブンもあるが、時間の問題です。
我が国全体で俯瞰すると、自動車本体こそ何とか優位をキープしているけれど(押され気味の市場も出てきた)、タイヤなど部品で並ばれ、家電産業は抜かれてしまっている。そういった意味で2016年は大変革が露呈し始めた1年になったと思う。果たして2017年やいかに。一段と日本勢が地盤沈下していくか、はたまた復活に向けた動きも見えてくるか?
私の役割は「茹でガエル」にならないよう頑張らないとあきまへん、ということを知って頂くことです。
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