新世代の電気自動車

電気自動車についちゃ日本がアドバンテージを持っていると思っていたけれど、BMWは『i3』なる凄いスペック持つモデル
を発表した! 全ての点でウナる! まず航続距離。BMWによる一般的な走り方で130〜160kmを確保しているそうな。日本のJC08式なら
240kmを超えるとのこと。

しかも4人がキッチリ乗れるボディサイズながら、車重は1195kgしかない! 電池容量を公表してないけ
れど、おそらくリーフに近い20kWh以上搭載していると思う。リーフの車重が1430kg程度あることを考えると、カーボンを使ったボディの軽さに驚か
される。ちなみにシャシはアルミを採用。

素晴らしいのが性能で、後輪を駆動するモーター出力170馬力! これまたリーフの
1430kg/109馬力からすると、強烈なスペックだ。先週末にBMWジャパンの社長に聞いたところ、0〜100km/h加速は7秒台だという。下手な
スポーツモデルより元気な走りを楽しめるかもしれません。

これだけじゃない! 何と! オプションで34馬力の2気等700ccエンジン
(バイク用がベースになっている?)を搭載する航続距離300kmのレンジエクステンダーになる。流れの遅い日本の道路事情であれば、ガソリンを入れ
ればどこまでも走れることだろう。なんだかカンペキでございます。

最後の「びつくり!」が価格。3万4950ユーロ(レンジエクステンダーは3万9550ユーロ)と発表された。車両価格+エネルギーコストで320dより40%も安く付くという。日本での価格はやはり320dの車両価格+エネルギーコストより安いなら、補助金使って450万円くらいになるだろうか。売れると思う。

そうそう。興味深いことに来年早々に発売されるといわれる日本仕様はチャデモを採用するとのこと。日本国内に関して言えば、チャデモで押し切ることが可能に
なったと思う。アメリカもチャデモは増えている。ここにきてリーフの売れ行き急上昇(作った台数だけ売れる状態)。チャデモの勝機が見えてきたか?

リーフの乗り方は「世界最高性能の急速充電車」

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5 Responses to “新世代の電気自動車”

  1. とし より:

    BMWはかなり魅力的なクルマ出してきましたね。
    レスポンス記事によればレンジエクステンダーの発電用エンジンは650cc、電池容量は22kwになるようです。

  2. さね より:

    いやー凄いですね、ちょっと車よりバイクに傾倒してたら知らぬ間に。格好もインパクトあって格好いいし。欲しいけどBMWだしお高いんでしょうね。 値段はおいといて、電気自動車てこともおいといて一台の自動車として見ても、公開された時期フィットすげーから普通になった…。値段が違いすぎる(予想です)から比較するのが間違ってるのかもしれませんが。とにかくバイクの400ccクラスの普通二輪とかガラパゴス化しまくってる免許制度でお高いプライスになるのや(新しいCBR400シリーズ日本は約399cc、全世界で売るのは約470ccこれならもっと安かったはず…完成度もより上がって)外車がどえらい高くなる自動車、維持費や税制など変えてほしい。 魅力的だけど買えないから、いま一歩?魅力にかける日本車をあれこれ、ちょっとした違いで悩んで選ぶんだろうなぁ。この凄い電気自動車+発電エンジン付き自動車を見て思いました。自動車は特に海外使用とは設計自体手抜きに変わるだけに余計思います。アベノミクス…官僚や役人はフットワーク軽くなって。

  3. 白木 晴幸 より:

    BMWすごいですね。もしかしてリーフを余裕で凌ごうとしてるんでしょうか?
    提携関係のトヨタはキドニーグリルをスピンドルグリルに変えてBMWと競合しない地域で売るんでしょうかね?

  4. 小林 英弘 より:

    BMWは電気自動車でも後輪駆動なのですね。良く言えばコダワリですが悪く言えば…ですね。
    国沢さんを除く他の自動車評論家の方々がこの「i3」の電気自動車としての美点を正しく評価するだけの知識がないが故に「FRの走りの良さ!」を語るだけの「評論」に終始する…なんて事がなければいいですね。

  5. ねこまんま より:

    しばらく前からスズキがスイフトベースで660CCエンジンを使ってバッテリーで30km程度走行可能なレンジエクステンダー式のプラグインハイブリッドを発売する話はどうなったのだろうか?バッテリーが無くなればエンジンで発電して走るのでコンセプトで言えばBMWのものとまるで同じように感じるのだけどなぜ出してこないのでしょうね?コストダウンの得意なスズキであれば車両価格300万円程度で補助金を使えば200万円台で買える現実的な電気自動車もどきがいつでも出来ると思うのだけど。なにか根本的な問題でも抱えているのだろうか。クラス的にはBMWよりも下位ですが現実的に考えれば一番実用性が有りますね。
    我が家にも二代目スイフトスポーツが有りますが、中は狭いし乗り心地は最悪だし、大して馬力も無い癖にハイオク仕様とか、低速トルクがまったく無く、軽自動車より出足が悪い、あんまり褒めるところが無い車ですがまあ、とりあえず日常使用には問題無いです。こういう実用車レベルの電気自動車もどきが普及してこそ電気自動車ももっと身近になると思います。
    やたらとスイフト褒めてる信者がいるけど他の車に載ったことが無いのかとしか思えません。良くヨーロッパ車のハンドリングを超えたとか言ってるけどあれでヨーロッパ車を超えたとか言ってるなら二代目レガシィのほうがよっぽどハンドリングが良い。スイフトは初代があまりに酷かったせいで二代目以降がまともに見えるだけですけどね。

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