男女や障害の有無など関係無いのがモータースポーツです(13日)
モータースポーツは完全なるジェンダーフリーである。女性であることに対し何の違いも制限も無い。F1だってWRCだって出場可能だ。身体に障害を持つ人にとっても同じ。よく「事故の時に1人で脱出できなければだめ」ということをいわれるけれど、気を失ってしまえば誰だって脱出出来ない。
「運転免許持つ人類であれば誰でもOK」なのだった。ただイコールコンディションだからこそ、レースの場合、体力的に女性だと厳しいし、ラリーは「男」と「女」という特性の差が出るのだと思う。トップカテゴリーで活躍出来る女性となると、希有。ミシェル・ムートンを除き、優勝争いに絡んだ女性はいないです。
障害のある方は操作系に問題を抱えてしまっていた。3ペダルやマニュアルミッションというだけでなく、強い踏力必要な倍力装置無しのブレーキも手で操作しようとしたら難しい。けれど技術は変化する。電気自動車リーフで全日本ラリーのクラス優勝したが、おそらく2ペダルじゃ初めてだと思う。
しかもパワステ付き。ブレーキもノーマルと同じだから手で操作することだって出来る。実際、リーフでクラス優勝した時は左足を使わなかった。タイのキングスカップを獲った時だって左足を使っていない。モーター駆動の車両や高い性能持つATの出現で障害者も対等に勝負可能であります。
長い前置きとなった。本日、いすみのサンコーワークスでモータースポーツに興味あるという右足が義足の方と待ち合わせ。どんなモンなのかリーフのハンドルを握って頂いた。「話を聞きたい」ということだったのだけれど、現物を見て&乗った方が簡単ですから。最初は私の運転で助手席に。
私も久し振りのリーフだったが、驚くほど良い足になってる! 昨シーズン中、喜多見さんが自分でダートラやるため仕上げたのでございますね。こんな足になると予想もしておらず。車重1300kgになり150馬力くらいだったら、1600cc級のガソリン車に勝てるんじゃなかろうか、と思えるほど。
続いて試乗してもらう。もちろん最初からアクセル踏むことなど出来ない。「楽しい」とか「やってみたい!」と感じていただけたら、超前向きに検討したい。東京オリンピックまでに一歩でも前にすすめれば素晴らしいです。その頃は電気自動車の性能だって大幅に良くなっていると予想する。
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