現代自動車WRCに復帰!

日本人からすればしばらく冷戦の関係としたい韓国勢ながら、動きは追っておくべき。ということで現代自動車のWRC参戦でございます。前回、違約金問題まで勃発するほど無様な止めた方をした現代自動車とあり、今回も途中で計画白紙撤回になるんじゃないかと言われていたものの、着々と準備は進んでいる。

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なんたってドライバーが凄い! 今年、人気赤丸急上昇のヌービルを獲得したのである! このドライバー、F1で言えばセナかシューマッハか、というくらいの
逸材。壊さずに速いのだった。そのままフォードに乗っていれば最も戦闘能力の高いモデルが手に入ると言われていただけに、皆さん「なんで?」。

チーム監督がプジョー206WRカーと307WRカーを開発したミシェル・ナンダンだということもあるのだろう。クリス・アトキンソンとダニ・ソルドもドライバーリストに載っている。ただナンダンはスズキのWRカーも手がけた。今のところ2勝1敗。果たして現代i20を戦闘力の高いWRカーに仕上げられるか?

メインスポンサーはシェル。最近珍しい大手ブランドである。もちろん現代自動車の大幅持ち出しだろうが、スンサー無しじゃカッコ付かないことを考えれば立派。驚いたのは上の写真のボンエットの『N』の字。ドイツで行われた発表会の席上で「Nを現代自動車のスポーツブランドにする」とブチ上げたのだった。

BMWの「M」を意識したんだと思う。STIやAMGのようなイメージにしたい、ということらしい。これは笑えないです。現代自動車のWRカーが今年のVWのように速ければ、ブランドイメージなんか簡単にできてしまう。日本勢にとって無視出来ない状況。果たして現代自動車のWRカーの実力やいかに?

デビュー戦は1月下旬のモンテカルロラリーです。

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