マイナーチェンジしたゴルフ。自動ブレーキ性能は軽自動車以下です
新型ゴルフ発表というからフルモデルチェンジかと思いきや、マイナーチェンジでした~。ゴルフ最大の弱点だった自動ブレーキをグレードアップしたかとチェックしてみたら、意外や意外。相変わらず30km/h以下でしか停止出来ない。もっと正確に書くなら軽自動車といい勝負か、負けてる。
上はJNCAPの自動ブレーキ試験(ゴルフ7)の結果である。20km/hからの試験で1回はセンサーがミスしたのか全くのノーブレーキでダミーに突っ込んでいる。25km/hも1回突っ込み、1回は作動したものの止まり切れず追突。30km/hになると全滅。全て突っ込んでいるのだった。
ちなみにアイサイトは3でなくモノクロ世代の2であっても余裕で50km/hまで停止する。そもそも9回テストして3回そのまんまブツかり、止まれたのが3回というトンデもなくあかん数字です。ディーゼル排気ガス問題は日本と関係無いけれど、自動ブレーキについちゃ酷いと思う。
そうそう。15km/h以下で試験していないのは、メーカーが「作動しない」と事前に申告しているためだ。35km/h以上で試験していないのは30km/hで1回も止まれなかったから。タイトルに「軽自動車以下」と書いたのは、アルトですら25km/h以下は確実に作動しているのだった。
ゴルフの自動ブレーキの性能の低さについちゃ誰も指摘しないだろうから、キッチリと書いておきます。少なくとも安全性を重視したいと考えているならゴルフは厳しい。だったら安全装備テンコ盛りで299万円のボルボV40T2をプッシュしておく。ゴルフより少し燃費が悪いけれど安心です。
<おすすめ記事>