中国は電気自動車用の電力を全て太陽光発電でカバー!

「電気自動車の普及は絵空事だ!」と主張する人の多くが「電気自動車を増やすと原発作らなけれならない」などと言う。さらに「中国に原発が出来たら一大事」と続く。中国は電気自動車普及のため原発を作ろうとしているのか? そんなことありません。すでにビジョンを持ってる。

リーフ級の電気自動車を年間1万km走らせようとした時に必要な電力は、大ざっぱに言って1500kWh。太陽光発電パネル1kW分で年間に発電出来る能力に等しい。日本で設置しようとした場合、1kW分30万円程度。これが中華太陽光発電システムの原価だと10万円を切る。

つまり中国で電気自動車を売る場合、1台あたり10万円を上乗せして販売すれば、そのクルマが走れるだけのエネルギーもカバー出来てしまうのだった。中国に行った事のある人なら御存知の通り西安から西に行けば砂漠! 雨降らず、用途の無い土地がいっくらでもある。

1kW分の太陽光発電パネルなどガレージの屋根の大きさくらいしかない。土地の問題は無し。加えて今や中国の都市部でクルマ買うと高額な「クルマを登録する権利」が必要。電気自動車についちゃ太陽光パネルの設置費用10万円でOKということにすれば、そっちの方が安価。

今や太陽光発電能力は中国がドイツを抜いて世界一になった。クルマからお金を集めて太陽光パネルを増やしていけば政府の負担ゼロ。原油を買う必要だってなし。二酸化炭素出さず環境汚染も無し。さらに太陽光発電パネルを生産することで経済も活気づく。

自動車や電池産業も栄える。誰も損しないし、負担にもならないのだった。アタマの良い日本人は、自分の意見と違う事案出会うと全力で否定しようとする悪い”伝統”を持つ。プロペラ機が限界になったらジェット機を考える、という柔軟な考え方をしなければ将来など無い。

 

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