「コネクテッド」は黎明期のインターネットと同じ。無限の広がりがある、と思う。(28日)
トヨタが順次採用していく『コネクテッド』だけれど、多くの人は解りにくいと思う。新聞などの報道を見たら「LINEでクルマと繋がる」とか紹介されているが、そんなちっさい話じゃない。規模感から言うとインターネットのようなもの。インターネットも黎明期はメールをやりとりしたり、「ホームページ」と呼んでいた企業情報を閲覧するくらいのイメージだったと思う。
されど10年ほどで全く違うフェイズに入ってしまった。今も無限に拡大している。もはやインターネット無しでの生活など考えられないほど。「本」という長い間使われてきた情報源が”ほぼ”意味を失ってしまったのだから驚く。情報において言えば距離や時間の概念も無くなりつつあります。おそらくコネクテッドを始めたトヨタですら、今後どうなっていくか予想出来ない?
だからこそ豊田章男社長はコネクテッドの発表会の時「この指と~まれ!」と最後にパフォーマンスした。いろんなアイデアを持ち寄って新しい世界を開いていこう、ということ。否定する人達は山ほど居ると思う。知り合いの雑誌編集者も「あんなもの絶対認めない!」と言っていた。もちろん否定するの、自由です。パソコン通信の時代からネットに興味持っていた私は肯定派だ。
10年もすれば路上を走っているクルマの状況がネットワークされ、渋滞の最後尾やアイスバーンのある場所、雨の量など全てリアルタイムで情報共有出来るようになり、単純な事故は無くなることだろう。もちろん逆走車や信号無視、一時停止無視なども防止出来る。一方、パトカーやネズミ取りのように隠れてコッソリ違反者を捕まえるなんてことも不可能になりますワな。(笑)
運転中、粗暴な輩と出くわした時だってエマージェンシーコールすることにより、周囲のクルマから適切なバックアップを受けられるし同時に画像など証拠など残るため、逃げられまい。危険なあおり運転など、現在進行形で警察が取り締まれる。もちろん車両盗難だけでなく、車上荒らしだってリアルタイムで監視するようになるだろう(すでに新型クラウンは採用済み)。
はたまたコネクテッドはスマートフォン以下のコストしか掛からないため、軽自動車から高級車まで同じように機能する。だからこそスタートもクラウンとカローラであり、両車共に同じような内容になっているのだった。最大の「どうする?」はクルマの楽しさをどうやって残していくか、かもしれない。モリゾウさんの危惧も「走る楽しさがなくなってしまったら困る」のようだ。
タイで新型ジムニーが盛り上がっている! 確かに手頃だし可愛い! ショップでのカスタマイズもたくさん出てくることだろう。来週から始まるタイのオートサロンで登場か? 本日夕方の記事で新型ジムニーのカスタマイズプランの数々を紹介したいと思う。欲しくなっちゃっても責任持てません。念為。ちなみに現行ジムニーは強気の相場のままなので大量に売れ残ってます。
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