S660のボディキット、あまりに残念で泣けてきます!

残念で残念でならないです。ホンダアクセスがS660用のボディキットを発売した。金額129万6千円! 車両価格と合わせれば348万1920円(+工賃)。なのになぜ軽自動車なのか? 写真の下のキット内容を見れば解る通り、ドア外皮を除き全て交換してます。その気になれば片側80mm以上張り出させることだって簡単だったと思う。全くイメージ変わると思う。

もちろん片側100mmワイドにしたっていいけれど、そうするとサスペンションのアライメントまで手直ししなければならず、さらに高価となってしまう。ジムニーもシエラとの車幅差170mmにしたの、アーム類の変更をしなくてよい範囲に抑えたためです。片側80mmくらいに抑えておけば(全幅1635mm)、超カッコ良いスタイルとコストのバランスが取れたことだろう。

しかも白ナンバーになったら64馬力縛り(元々自主規制なので守る必要無し)が無くなるため、国交省のにらみを気にしなければならないメーカーだって正々堂々とパワーアップ可能。S660のS07Aエンジン、スズキのK6A(簡単に120馬力以上になる)などと比べると基本設計に余裕無くパワーアップの余地極めて少ないけれど、80馬力くらいならコンピューターだけで対応可能。

超カッコ良くなり、頭打ちするエンジンの上が抜けるようになったら大いに魅力的だ。ロータスエリーゼのようなクルマになれば400万円だってイケると思う。というか、カッコ良くて楽しいクルマに仕上がっていたら私だって欲しくなりそう。でも今回のような単なるお遊びキットじゃ魅力無し。当然ながら売れない。となれば失敗という烙印を押されてしまいます。

S660クラシックのWebへ

おそらくこのキットを発売するにあたり、様々な反対意見が出たことだろう。関係者は相当頑張って実現に違いない。だったらもう少し知恵を使い、白ナンバー仕様の試作車をオートサロンなどに出すべきだった。メディアの応援をバックに説得すればよかったのに、と思う。リアのデザインだって幅があればこんな奇妙で腰高感のあるモノにならなかったハズ。もったなくて泣けます。

メディアの反応はいつもの通り絶賛ですが‥‥。

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