箱根駅伝のサポート車両の排気ガスは選手に良くない?
箱根駅伝の先導車や監督用のクルマに自衛隊のジープを使っている時代、私は常に「ひっどいな!」と思っていた。自衛隊のジープ、くっさい排気ガス出すディーゼルですから。しかも撮影用のトラックや、触媒の無い生ガス出す白バイもランナーの直前を走っている。当時から臭い排気ガス嫌いだった私からすれば、どんだけ汚い排気ガスを吸わされるのよ! と思っていた次第。
少なくとも1970年代後半までは今じゃ考えられないほど汚い排気ガス出す車両を走らせていました。自衛隊のジープは1989年まで使われており、やはりカメラカーや白バイも酷い排気ガスレベルだったため臭かったろう。いや、ほとんど健康被害出るレベルの汚染ガスです。1990年から普通の乗用車が使われるになったため、大幅に環境は改善ざれたものの、今からすれば汚い!
寒い時期、あれだけトロトロ走っていたら当時の触媒の性能じゃ十分暖まらず。ガソリン車でもHCやCOといった有害物質を出していた。ちなみに冷間時でも大気レベルの排気ガスしか出さない車両が出てきたの、2000年代になってから。初代プリウス後期型などSULEVという都市部の大気よりクリーンな排気ガスしか出さない車両が出てくる。箱根駅伝に使われ始めるのはさらに後。
2005年あたりになり4輪の伴走車両は人間に無害な排気出すしか出さないようになった。とはいえ白バイは依然として2007年の排気ガス2次規制対象車両までは汚い排気ガスのまま。2016年からやっと古い自動車と同じ3次規制が始まる。今年の箱根駅伝に使われた白バイが全て3次規制をクリアした車両かどうかは不明。ちなみに2次規制車の継続車両のHC上限値は1600ppm!
HCって臭い。炭素の燃え残りです。最新の4輪車だと排気量5000ccのセンチュリーも5ppm以下。HCは5ppm以上になると鼻の良い人だと臭気として感じる。もちろんGRのノアやヴォクシーだってULEVレベルのため臭気感じないレベル。Yahooでセンチュリーの記事書いたら「排気ガス出す車両を走らせるな!」みたいな無知な人からコメントあったけれど、健康被害の心配無しです。
追記・2輪の2次規制の上限数値はHCで走行1kmあたり0.5g。一方、4輪のSULEV適合車だと同じく走行1kmあたり0.00625g。100分の1に近い。来年こそ先導バイクを電気で走る車両にして欲しいと思う。
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