通信簿を頂く

脳天気な私ながら、人並みに困っていることもある。最も大きいのは叔母の問題。『人世の最終コーナー』をしばらくアップしなかった理由でもあるのだけれど、私が逃げ出したら即座に叔母は最終コーナーを立ち上がり、短いストレートでゴールしてしまうことをハッキリ認識しちゃったのだ。

人世の最終コーナー

そんなこんなで依然としてどんなに原稿を抱えていても、ほぼ毎日夜はうなぎ屋へ行き(取材のある時は頭を下げて家人に行ってもらう)、叔母の晩ご飯を作り、レジの金額より足りないお金を嘆く状況。涼しくなってから売り上げも減少してきたのに、やはり持っていかれちゃいます。

このままだと年末の支払いで100万円くらい赤字が出そうな雰囲気。マジで投げ出したいのだけれど、困ったことに切り捨てられない。唯一の発見は「案外料理が上手だったのね! 自分」ということ。毎日同じモノを食べると飽きるから一生懸命考えるのだけれど、けっこう美味しかったりして!

いろんな意味で今年はラリーにずいぶん助けられた。ラリーに出ていなければ、叔母の件も辛抱出来なかったと思う。「遊んでいるから」という気持ちが引け目になって頑張れた、と言い換えても良い。もちろん「ラリーを止める」というチョイスだってあった。それだと全て無くなって平坦になったろう。

叔母にとってもラリーは有利になっている。こらもう一方的に私の思い込みなのだが「苦労しているから神様は良い成績をプレゼントしてくれる」と信じてます。叔母を切り捨てたら次のラリーはリタイアすると考えるワケ。「苦労と喜びは均等」みたいなバランス感覚か(どちらかの運に偏る人もいる)。

また、私は人と違う文章(役立つとは思わない)や独自の意見を発表することによって存在しているのだと考えている。人世のデコボコの無い人の文章なんて私なら読む気にならない。されど実際問題として、予算的に厳しくなった。ここ2週間くらい「平坦を選ばなくちゃダメか」に傾きつつありました。

そんな折、読者の方から「個人的にスポンサードしますよ」というメールを頂いた。凄く嬉しかった。アドバイスをくれる人に相談してみたら「一度甘えてみれば?」。もしかしたら応援したいという読者の方もいるんじゃないかという。でもヘコむ方が怖かった。断られたら落ち込むからナンパしないタイプです。

助けるのは好きだけれど助けられるとは思っていない。「でもさ。3人でも5人でも応援してくれる人がいたらいいじゃない」と言われ、一昨日のお願いになりました。すると‥‥。その日のウチに18人もの方からスポンサードしたいというメールを頂く。こんなに驚いたの、何年ぶりだろう。

11日になってもスポンサーになって頂けるというメールをたくさん頂く。お世話になった方の名前まであります。嬉しくて嬉しくて涙が出てきちゃいました。この仕事の通信簿を初めて貰った気持ち。何とか落第じゃなかったようです。人世の最終コーナーも久々にアップする勇気を貰う。

本当にありがとうございます。

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4 Responses to “通信簿を頂く”

  1. ビッケ より:

    ラリー頑張ってください。
    応援します。
    会員番号を頂いたりしてありがとうございます。
    前から感じていたことですが・・・(今回の話とは直接関係ないです)。
    国沢様は、インターネットの匿名性に嫌悪感を抱いているように感じられました。私からすれば、不特定多数の場合は匿名性が必要になると思っております。しかし、個人のやり取りでは匿名性は必要ないですし、今回の
    応援の件でも同じです。

  2. Kei より:

    日本に住んでいれば数万円程度の小額スポンサーになれたかもしれませんけど、残念ながら今回はタイミング的にも、現在の自分の状況的にも無理そうです。ですが、もし来年もラリーを続ける可能性が少しでもあれば、ぜひ早めに発表してください。そうすれば他の読者の方も来季に向けてのサポート準備(貯金など)に入りやすいと思います。
    最終戦、頑張って下さい!楽しんでください!そしてその楽しさをぜひ車に興味を失ってしまった人たちにうまく伝えてください!国沢さんならそれが出来ると信じています。応援してます。

  3. 天邪鬼 より:

    親分、今日は。(気軽にそんな気分ではないかも知れませんが、まずは・・。)
    前から疑問になっていたことが有るのですが、
    叔母さんの持ち出したお金は一体何処に消えていっているのでしょうか?
    例の洋服屋さんに貢いでいるのか、
    それとも回りにたかる輩が一杯居て、
    店のお金と承知の上で叔母さんに散財させているのでしょうか?
    下町のようですので、近所の目配りでその散財を防止は出来ないのですかネ。(お金は店で使うものですから、店の主人さえ理解していればうまくやり過ごせると思うのですが。)
    その地域も、もう昔のような身内意識は無くなってしまったのでしょうか?

  4. pop より:

    はじめまして国沢さん!いつも雑誌の記事、ブログ毎日読ませていただいています。毎日国沢さんの文章を読ませていただくのが楽しみで生きがいになっています。僕はお金も無い(車盗まれちゃったんです。。。)貧乏サラリーマンですが気持ちだけはスポンサーになりたい(応援したい)気持ちでいっぱいです。ぜひがんばってください!僕も釣りが好きで船はありませんがワラサを獲りましたよ!釣りも命の洗濯ですね!

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