タイ雑感
モーターショーの初日に三菱自動車が日本のメディア向けのミニ試乗会を開いたのだけれど、おそらく日本から出張で来ている方のカッコが凄かった! 律儀にも何と黒のスーツでネクタイまで締めちゃってる。気温43度であります! 1時間ほどこのカッコで頑張ったものの、さすがに上着は脱ぎました。
翌日、3人ともタイ勤務だと判明! 素晴らしい胆力だ
勝股兄とバンコクの定宿に泊まり、朝ご飯は例の屋台でラーメン。怖い顔してるのは特に理由無し。カメラを向けた時のクセだと思っていただきたく。2日連続でオバはんの屋台に通い、3日目はこれまたいつものコーヒー屋さんで朝ご飯定食。来る度にオバはんの対応がやさしくなってくる。
ラーメン40B(約120円)
下の写真はモーターショーに出展されていた中華バイクのホイール。どう考えても強度計算甘いと思う。加えて溶接の仕上げも酷いったらない。安いから、と買ったタイ人は怒ると思う。というかタイのハードな使い方だと、絶対ホイール壊れるかと。しかも雨多いのでサビだらけになるワな。
荷物運搬用の3輪車
下はバンコク市内で見たパナソニックの広告。インパクトを与えようとしているのだけれど、上滑りしている感じ。タイ人に聞いてみたら「オモシロイと思うけれど逆効果だと思う」。人間、怒っている顔など見たくないです。なんたってタイは微笑みの国と言われてますから。せっかくの美人さんなのに。
この他、オトコ仕様もある
ということであっという間のタイ滞在でありました。そもそも毎日6時間くらい原稿書きをしなくちゃならんので、すぐ1日終わっちゃう。帰り際にやっとタイマッサージ2時間を堪能す。関取みたいなオバちゃんで超パワフル! それでいてツボをキッチリついてくれるのでサバイサバイでした。深夜便で離タイ。
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国沢さん。お久しぶりに異国のBKKモーターショーでお会いすることができ嬉しかったです。ところで暑い中のスーツの方々はほぼ現地駐在員です。忍耐力は鍛えられているようです。
タイお疲れ様でした。
夢のある時代って工業技術が伴わない。
工業技術が上がった頃には、安全性やら強度やらコストやらに縛られて画一的なモノしか作れなくなるって感じですかね。
私がバイクを乗り始めた70年代は「曲がらない、止まらない、重い、壊れる」と今考えるとびっくりする位乗りにくいモノでした。
でも楽しかった!
何なんでしょうね。
勝股さん!
こわ!
バンコクの屋台のおばちゃんは
こんなお顔をされても
ニコニコ笑顔でしょうねぇ。
なーんか、憎めいないんですよね。
東南アジアのゆるーい皆さん、大好きだな!
小生、1991年8月に訪れたタイは首都バンコクで遭遇した1991年型GMビュイックエレクトラ・パークアベニュー(3800ccV6のアメ車!)の黒光りする姿は一生忘れない鮮明なオーラを放っていたと思う。
ドンムアン空港からバンコク中心部に向かうスコール上がりの幹線道路、経済成長たけなわの当時のタイだけにヨレヨレのピックアップトラック改造バスに混じって最新型日本車(トヨタ/日産/ホンダ/三菱/マツダ)にメルセデス/BMW群、その中にあってcookie-cutterスタイルのビュイックは「一歩身を引いた」表情で中華丼の如き同国の路上を鮮やかに引き締めていた感がある。
他に1960年代のヨーロッパ車フィアット1500にプジョー404…..出るわ出るわ路上の宝石、あれから二十年あまり、新車が行き渡って大量生産街道驀進中のタイではこうした風景も日増しに少なくなっており、あの時代に訪れていてつくづく良かったと感じている。