来年5月からサポカー限定免許開始。75歳以上の人は2019年以前のクルマに乗れなくなる可能性
2022年5月13日から『サポカー限定免許』が始まる。今のところ既存の免許を所有している人に対する条件の詳細は公表していないものの、調べたところ「75歳以上で信号無視や一時停止違反などをしたことのある人」が対象になるようだ。信号無視や一時停止違反は認知証にありがちな違反だとされているものの、取り締まり現場を見ると「そうね!」と言いがたい。
御存知の通り「完全に止まらなかったから」ということでキップを切られたり、信号が切り替わる怪しいタイミングで切られることだってある。普通の人は捕まったら素直にサインしちゃう。となった場合、75歳過ぎて免許更新に行くとサポカー限定免許になる寸法。「警察が居ないような地域だと捕まらない」みたいな意見出て75歳過ぎた免許更新時に受ける講習で判定されるかも。
この免許になった途端、2019年4月に始まったサポカー制度をクリアしていない車両に乗ることは諦めなくちゃならない。現時点でも輸入車の大半はサポカー認定をクリア出来ていないため(停止時のアクセルとブレーキの踏み間違いに対応していないクルマが多い)、乗れなくなってしまう。ということで75歳が見えてきた団塊の世代の先輩方は、急いで乗りたいクルマを買うべし!
引退したら旧車でも乗って楽しもう、なんてことだってやりにくくなっていく。どうしても乗りたい、というなら海外に行くことですね。日本じゃ400ccまでしか乗れない自動2輪免許も海外に行けば制限無し。サポカー限定免許だって海外だと制限無し。こう書くと「無責任だ!」みたいなことを言うオタンコも出てくるが国が違えば文化も違う。日本人だってアウトバーンに行けば速度無制限。
私が旅行会社なら海外に行ってヒストリックカーでドライブするツアーなんか組みます。ロスに入ってルート66を巡るドライブや、ドイツのロマンティッシュストラッセを楽しむツアーなど楽しい。まぁ物事は考えようによる。いずれにしろ現在70歳を超えたという先輩方は、あと5年で古き佳きクルマに乗れなくなる可能性があることだけ認識して頂きたく思う。
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