CB400SF

CB4001カラーリングと雰囲気はCBX400っぽいです

アウトライン

バイクブーム全盛期の1983年に発売された『CBR400F』の直系モデルである。当時はREVと呼ばれた可変バルブ(低回転域で2バルブ。高回転域になると4バルブ)の4気筒を水冷化したエンジンを搭載。CBR400Fは当時絶大な人気を誇ったバイクということもあり「若いオジサン」(30歳代)の郷愁を誘うらしい。いろんな編集部に乗っていくと、皆さん激しい興味を示す。

エンジンフィール

REVは現在4輪と同じくVTECと呼ばれるようになったが、基本的にREVである。6300回転で4バルブに切り替わるや「コーッ!」という音が「ターッ!」に変化。トルクもハッキリ盛り上がるから面白い。最高出力はCBRの58馬力から53馬力にダウンしたものの、トルクが向上。むしろ扱い易いエンジンになった。クロスレシオの6速ミッションも気持ちよく決まり、VTECの音を存分に楽しんでしまった。

ハンドリング

やはりCBRの時代と比べると、圧倒的によく曲がってくれる。おそらくタイヤの技術も向上したのだろう。ムカシだとビビリながら曲がるような速度も、今や余裕のよっちゃん。ビシッと路面を食い付く。ブレーキの効き具合や、シャシの剛性感なども明らかに違う。時間がなかったのでワインディングロードへは行けなかったものの、今後機会あったらぜひとも味わってみたいと思う。

CB4002レッドゾーンは1万3千回転から。盗難防止装置付き

ライディングポジション

もしかしたら基本的なフレーム構成はCBRの時と同じなのかもしれない。最近のバイクと比べるとステップの位置が前より(タンク後端が後ろよりなのかも)。ハンドルも懐かしい位置にある。ボディはコンパクトにまとまっているから、街中での取り回し良好。やっぱり400クラスのロードバイクは、街乗りからロングツーリングまでどんな使い方をしても楽チンだと思う。

2人乗り

さんざん2人乗りしたなぁ、という若いオジサンも多いんじゃなかろうか。トラッドなライディングポジションのバイクとあって、タンデムツーリングをしても疲れにくい。リアシートの高さ自体低いため(CB1300と見比べてください)、ブレーキ掛けた時の”ノメリ感”も少なくて済む。また、250ccよりトルクあるため、2人乗車した時のアクセルワークは楽。高速道路の2人乗り、早く解禁ならないかなぁ。

CB4003後ろから見てもカッコいいですね!

おすすめの乗り方

当時CBXやCBRに憧れた人!ぜひとも買っちゃいましょう! CBRより4バルブに切り替わった時の変化が大きく(特に音質)、気持ちよいったらありません。中型免許でも乗れるし、多少体力落ちてたってこのサイズなら大丈夫。若いオジサンのための推奨バイクです。また、その気なれば相当速いバイクでもある。エアバッグ付きのウェアなど購入し、安全に留意して乗ってください。62万9千円。

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